「目標+主体性」の組織


昔、「太陽にほえろ!」というテレビドラマがあった。
ボス(石原裕次郎)の机の電話がなる。  「3丁目の消費者金融で殺しだ。 ホシは30代の男性。 車で逃走中」 と言うと、3秒後には、七曲署捜査一係の部屋から、長さん、山さん、ゴリ、殿下、ジーパン、が飛び出していくという早業だ。

もしこれが「指示命令+統制」型の組織だったらこうはいかない。  細かい打合せから始まる。 誰が何をするか、細部を詰め、一人一人に細かい指示を出すところから始まる。 時間がかかる。 間違いなく、犯人は逃走に成功する。

七曲署は、プロの集団だった。 一人一人が、自分の果たすべき役割を認識していた。 目的や課題に対して、即座に動くことができた。

ロゴスウェアで実現したいのは、「目標+主体性」型の組織だ。 自分は何をすべきかを一人一人が理解し、行動できる組織だ。 一人一人のプロ化が要求される。 主体性、自律、自己責任が要求される。

ほとんどの日本人が学校で学ぶことをしなかった領域だ。 以前の職場で経験してこなかった価値観だ。 従って、このような組織を完成させるにはたくさんの時間と甚大な努力を要する。 また、これを要求するとき人にとって大きな戸惑いがあることを理解している。 しかし、次の二つの理由により、ロゴスウェアはこれを推進し、そして完成させたいのだ。

1. 「指示命令+統制」型は、人の思考を停止することを要求する。 しかし、 「目標+主体性」型は、人には誰でも脳みそがあり考えることができる、ことを前提としている。 ずっと人間的である。

2. 仮にどんなに正確に情報伝達ができたとしても、 仮に混乱がなくどんなに心地よくても、時間に間に合わなければ意味がない。 「指示命令+管理」型では市場の要求するスピードについていけず、「目標+主体性」型のみが生き残る道である。

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