混沌を経営する


秩序があり、混乱がなく、みんな仲良しで、いくら心地よくても、創造的でなければ気に入らないのだ。

新しい発見、斬新なアイデアは創造力の賜物だ。 私たちは創造したいのだ。 それがベンチャー企業としての姿だ。 創造的な人間を集め、 創造的な環境の中で、創造的な活動を行いたいのだ。

創造的な人間は、みな個性的であり、何よりも自由を求める。  必要以上の干渉を好まないのだ。  一方で私たちは組織で働く。 組織としての目標があり、ビジョンがある。  これを両立させることが、創造的な企業に求められる。

私たちは混沌を受け入れなければならない。 創造的であろうとすれば混沌は避けられない。 新たな秩序が確立するまで、必ず混沌とするのだ。 そしてその新しい秩序はやがて古いものとなり、次の創造が始まる。 再度、混沌とするのだ。 これの繰り返しである。

ある人は混沌とした状態を見て、何か組織がうまく機能していないという印象を持つかもしれないが、 そうではないのだ。 大切なことは混沌を避けることではない。 混沌を受け入れ、それを経営していくのだ。

官僚的で、管理され過ぎの企業には、確かに秩序があるであろう。 混乱がなく、みんなが心地よいのかもしれない。  しかし、その企業は衰退するのみである。  間違っても、ロゴスウェアが目指すべき企業像ではない。

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