恐怖心


「Qさま」というテレビ番組があり、その中にビビリ橋というシリーズがある。海上から高さ10mのところに幅45cmの細長い橋が作られる。その橋を芸人に渡らせ、そのビビリ具合を笑おうという趣向だ。

地上に置かれた幅45cmの橋ならば誰も怖がることはないが、それが高さ10mのところにあると足がすくんで動けない。

恐怖心というものは人間の行動に大きな影響を与える。地上にある45cmの橋と10mの高さにある45cmの橋。同じ橋でも、人間の行動はまったく違ったものになるのだ。

時間を浪費する人たちを研究した心理学者によれば、時間の浪費の問題は、いわゆるタイム・マネジメントとはまったく無関係であるという。時間の浪費は、往々にして心理的な葛藤が原因であり、時間管理のハウツウ本によるテクニックなどでは決して直せるものではないという。

時間を浪費する人たちが抱える原因は、傷つきやすい自尊心であったり、欠点を指摘されたり評価されたりすることへの恐怖心だったりするのだという。

恐怖心のせいで本来ならできることもできなくなるのはもったいない。人は恐怖心を克服する努力をしなければならない。一方、会社の中においては、人が抱える恐怖心を理解し、それを取り除く努力をしなければならない。

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