2007 年 1 月 18 日 のアーカイブ

ソフトウェアは見た目が9割?

2007 年 1 月 18 日 木曜日

人が見ている氷山は全体の10%。 残り90%は水面下にあり、人の目に触れることがない。

ソフトウェアにおいて、人の目に見える部分はデザインやユーザーインターフェースだ。  これが水面上に見える氷山の一角。 水面下には、 人の目に触れることのない膨大な労力がかかるデリケートなプログラムコードがある。

ところが、人間にとって、 見たものこそが強力だ。  プログラマでない人間が、水面下のコードに思いを寄せることはない。

水面上の10%が、90%の重要度を持ってしまう。

顧客との中間レビューにプログラマが作った臨時のHTML画面 (しょぼいフォントのテキストやけばけばしい原色のテーブルのことだ)を見せてみると良い。  顧客はすぐに不満げな顔になる。  水面下にすばらしいコードが隠されていても、顧客の評価は「出来の悪いソフト」だ。 コードの80%が完成していても、「ほとんど開発が進んでいない」だ。 レビューの意図が、画面がどのように推移するのか、ボタンがどのように機能するか、そのような機能性をレビューするものであったとしてもだ。  顧客の目も心も、みすぼらしいデザインに集中してしまっている。

家を建てるときに、骨組みが組みあがる前に、 壁紙を張ったり、照明器具を取り付けたり、家具を備えたりしたら、どんなことになる?  コンセントの位置が変わるごとに、てんてこ舞いだ。 みんな、これは馬鹿げたやり方だと気づくし、実際、誰もそうしようとはしない。

しかし、ソフトウェア開発では、そんなことが実際に行われているのだ。

何とかしたい。

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