2007 年 2 月 のアーカイブ

スティーブ・バルマーという人

2007 年 2 月 25 日 日曜日

ある本を読んでいて、ふとマイクロソフトのスティーブ・バルマーを思い出した。

1997年9月24日、NECが、独自アーキテクチャーのパソコンPC-9800路線から、PC/AT互換機路線への転換を発表した。 場所は、WORLD PC EXPO ‘97 が行われた幕張のホテル。 発表会のゲストスピーカーとして、Microsoftからスティーブ・バルマー(当時Microsoft副社長、現CEO)、Intelからマイク・エイマー(当時Intel副社長)が参加した。

当時インテルで働いていた私は、マイク・エイマーを連れて会場に入った。 この発表会では、NECの金子社長(当時)、ビデオでビル・ゲイツ、などもスピーチをしたのだが、何といってもびっくりしたのがスティーブ・バルマーのスピーチである。 強力なパワーの塊のような男だった。  圧倒的なエネルギーを持っていた。 マイクロソフトという巨大で強力な組織を率いる人間とはこういう人なのか、と思ったものだ。

何年か経ち、私はさらに驚いた。 あのときのスティーブ・バルマーはエンジン全開ではなかったのだ。 日本人の聴衆の前で多少セーブしていたようだ。スティーブ・バルマーの真の雄姿をごらんあれ。
踊るスティーブ

吼えるスティーブ

何かを成し遂げるにはパワーが必要だ。

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「くそ野郎」

2007 年 2 月 24 日 土曜日

2月23日、イー・モバイルが携帯電話サービスに新規参入するニュースに絡んで、千本会長の記事が新聞に掲載されていた。

千本氏の挑戦志向は、20代のころの米国留学の経験が影響しているという。 学生寮で同室の白人青年に仕事を尋ねられ、「日本で唯一最大の電話会社で、独占企業の電電公社(現NTT)で働いている」と自慢げに答えたところ、青年の返した言葉は

「くそ野郎」

しばらくたって千本氏は気づいたという。
「優秀な卒業生ほど名前も知らない企業に入り、自分の人生を切り開く。 リスクをとって大企業と競争する人間こそ尊敬されるんだ。」

挑戦することは、それ自体で美しい。

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SNS

2007 年 2 月 13 日 火曜日

パソコンが普及しはじめたのは、1980年代の中ごろからである。
それまで、どうやって顧客への見積書を作成していたのだろうか?
どうやって顧客への提案書を作成していたのだろうか?

電子メールが一般に利用されるようになったのは、1990年代に入ってからである。
それまでどうやって会議の議事録をみんなに伝えていたのだろうか?
どうやって顧客にデータを送っていたのだろうか?

一般の人が携帯電話を使うようになったのは、1990年代の後半以降である。
それまでどうやって待ち合わせ場所が分からなかったときに連絡していたのだろうか?
どうやって営業担当者は、顧客からの急な依頼に対応していたのだろうか?

数年後、私たちは、SNSなしにどうやって社内の知識を共有していたのだろう、と思うはずだ。

ロゴスウェア社内でもSNSを導入してみた。 ここまでの経過はすこぶる順調である。

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「目標+主体性」の組織

2007 年 2 月 10 日 土曜日

昔、「太陽にほえろ!」というテレビドラマがあった。
ボス(石原裕次郎)の机の電話がなる。  「3丁目の消費者金融で殺しだ。 ホシは30代の男性。 車で逃走中」 と言うと、3秒後には、七曲署捜査一係の部屋から、長さん、山さん、ゴリ、殿下、ジーパン、が飛び出していくという早業だ。

もしこれが「指示命令+統制」型の組織だったらこうはいかない。  細かい打合せから始まる。 誰が何をするか、細部を詰め、一人一人に細かい指示を出すところから始まる。 時間がかかる。 間違いなく、犯人は逃走に成功する。

七曲署は、プロの集団だった。 一人一人が、自分の果たすべき役割を認識していた。 目的や課題に対して、即座に動くことができた。

ロゴスウェアで実現したいのは、「目標+主体性」型の組織だ。 自分は何をすべきかを一人一人が理解し、行動できる組織だ。 一人一人のプロ化が要求される。 主体性、自律、自己責任が要求される。

ほとんどの日本人が学校で学ぶことをしなかった領域だ。 以前の職場で経験してこなかった価値観だ。 従って、このような組織を完成させるにはたくさんの時間と甚大な努力を要する。 また、これを要求するとき人にとって大きな戸惑いがあることを理解している。 しかし、次の二つの理由により、ロゴスウェアはこれを推進し、そして完成させたいのだ。

1. 「指示命令+統制」型は、人の思考を停止することを要求する。 しかし、 「目標+主体性」型は、人には誰でも脳みそがあり考えることができる、ことを前提としている。 ずっと人間的である。

2. 仮にどんなに正確に情報伝達ができたとしても、 仮に混乱がなくどんなに心地よくても、時間に間に合わなければ意味がない。 「指示命令+管理」型では市場の要求するスピードについていけず、「目標+主体性」型のみが生き残る道である。

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療養中の子供が自宅や病院から授業に出席できたら

2007 年 2 月 9 日 金曜日

もうずいぶん昔のことだが、脚の骨折のために、長いこと病院のベッドで過ごさなければならなかったことがある。 入院したことがない人はわからないだろうが、とても社会から隔離されてしまうのだ。 私にとっては歩けないことだけが不自由で、頭は完全に機能していたのに、仕事ができなかった。

病気やけがで、家や病院で療養中の生徒もきっと同じ思いだ。 いろいろな事情で登校できない子供はたくさんいる。 私が治療のために仕事を中断することにとても不安を感じたように、子供にとって授業に出席できず勉強に遅れてしまうのはとても不安なはずだ。

学校の授業に自宅や病院から出席できたらどんなに素晴らしいだろう。 授業に追いついていけるし、なにより、友達に会えることが素晴らしいではないか。 想像するととてもワクワクする。 生徒たちの笑顔が浮かぶ。

ロゴスウェアで開発しているテレビ会議システム POWER-LIVE には、まだそのような活用事例がないが、いつの日か必ず実現したい。 今、学校にはインターネット回線が敷かれている。 パソコンも備え付けられている。 パソコンとインターネット回線さえあれば動作するPOWER-LIVEなら、これは現実の世界だ。 POWER-LIVEは、茨城県取手市の教育委員会が推進するICT活用授業の一環として導入され、試験的な運用が始まっている。 本格的な運用は来年度以降であるが、私たちの夢が実現できたら素晴らしい。

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知識を共有する

2007 年 2 月 5 日 月曜日

ピーター・ドラッカーは、「ポスト資本主義社会」(1993年)の中で、知識は新しい社会における唯一の意味ある資源であると論じ、そのような社会を「知識社会」と呼んだ。

アルビン・トフラーは、「パワーシフト」(1990年)の中で、知識は力の源泉であり、知識が他の資源のすべてにとってかわると論じた。

企業の競争力は、土地や工場や設備などのハード資産から、知識をベースとする部分、例えば、技術ノウハウ、製品設計、マーケティング、創造性、顧客サービス、組織の革新性などに移動している。

社会は「知識社会」となり、労働者は「知識労働者」となった。 であるならば、企業は「知識企業」となるべきで、経営者は「知識経営者」となるべきである。

今、ありとあらゆることのスピードが上がっている。 顧客は、問題や課題に対して、よく速く解決策が提供されることを要求している。  いつでも、どこでも、専門家の知識を営業現場にリンクさせて、顧客の要求を満足するスピードで解決策を提示できるか?

製品開発サイクルもスピードを上げている。 テクノロジーの変化、顧客ニーズの変化のスピードが上がっているので当然である。 このような環境の中で、じっくり6ヶ月もマーケティング戦略を練っている余裕は誰にもない。 顧客接点となるあらゆる現場で聞いた顧客の現在のニーズや将来への要望は、素早く開発スタッフへ引き渡されているか?

これらの答えがNOであれば、知識は管理されていない。
もし知識が文書化された業務マニュアルやデータベースに記録されたデータのことだけを指しているのであれば、管理はより簡単だ。 しかし、これだけでは上のような問題を解決してはくれない。 ロゴスウェアを経営する中で、知識とは、社員一人一人の脳の中に存在することがはっきりした。 それらは、一人一人の脳の中で日々進化し、そしてどこにも記録はされていなかった。

私たちが実現したいのは、社員一人一人の脳の中に存在する知識を、知識を必要とする場所へすばやく伝達し、共有するための仕組みだ。 顧客接点の現場、開発の現場、それらがネットワークで結びつき、有機的組織が構成されるようにするのだ。 これを実現するには、忘れてはいけないもう一つの重要な点がある。 知識を共有しようという文化を同時に作らなければならない。 社員一人一人の間に人間関係、信頼、仲間意識、オープンさ、そして与えて得るというWin-Win 精神が必要だ。 これを達成するために、オフラインでの活動に加えて、オンライン上に構築された「くつろぎの場」での交流が重要になる。

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NET診査システム

2007 年 2 月 1 日 木曜日

カカクコム・インシュアランス から損保ジャパンひまわり生命の「NET診査システム」(インターネットTV電話を使った双方向動画配信システム)を導入するというリリースがあった。

損保ジャパンひまわり生命の「NET診査システム」は、ロゴスウェア POWER-LIVEをベースに構築したシステムだ。

私たちは、 POWER-LIVE によって、「双方向動画配信=会議システム」というパラダイムを打ち破りたいと願っていた。 もっと日常のあらゆるシーンで生活を便利にできるシステムになることを望んでいた。 「NET診査システム」では、保険加入者がわざわざ病院に足を運び診察を受けなければいけないという不便を解決する。 診察する医師が目の前のパソコン上に現れるのだ。 あなたから見ると医者はあなたのところに足を運んでいるように見えるはずだ。

「NET診査システム」は、POWER-LIVEが実現したかった世界の一つだ。 このために、POWER-LIVE はFlash での動作環境にこだわった。 特別なソフトウェアやプラグインをインストールせずに利用できて、優れたユーザーインターフェースを提供したかったのは、このような生活の中での利用をめざしたからだ。

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