2007年 4月

プログラマーは誇り高い仕事

2007年 4月 30日

日本でプログラマーなどのソフトウェア開発の仕事は、「厳しい、きつい、帰れない」の3K仕事という見方が定着してしまった。

どうしてこんなことになってしまったのだろう。 「プログラマー」=「3K」という見方をする国を日本以外に知らない。 日本固有の何か特別な事情があるのだ。

第一に、元請け - 下請け - 孫請け - ・・・・・ のような階層構造が存在する。 ソフトウェア開発では、最初の仕様設計が重要な意味を持つが、ここが初期段階で、かなりいい加減に行われてしまっている。  当然、途中で仕様変更となる。 どんなものでも、後になればなるほど、変更は容易ではないことは誰にでも理解できることだ。 しかし、顧客には、それはお金をもらった側が何とかすること、という甘えが存在する。 元請けには、それは、下請け、孫請けが何とかすればいいこと、という甘えが存在する。 最後のしわ寄せが下請け、孫請けのプログラマーに集中してしまう。

第二に、プログラマーの派遣が横行している。 派遣会社がそうしているのみならず、ソフトウェア会社と称しているところが実態はプログラマーの派遣であったりする。 ここでは、ソフトウェア開発作業を成果で請け負うのではなく、派遣プログラマーの時間を売っている。 プログラマーという職業は人によって能力の差が大きい。 最高のプログラマーと最低のプログラマーでは、20倍の仕事量の違いがある。 極端なことを言えば、できの悪いプログラマーほど、売上げに貢献するのだ。 従って、そのような会社は、派遣先からクレームがこない程度にプログラマーを教育をするかもしれないが、最高のプログラマーに教育しようという動機がない。

たぶん、理由はもっとある。 しかし、ここで言いたいのは、そんなことをしなくたってソフトウェア開発の会社は成り立つし、そうしなければいけないということだ。

本来、プログラマーは、知的で、創造的で、誇り高い仕事のはずだ。 今やソフトウェアプログラムは何だって作れるのだ。 学校だって、お店だって、ゲームだって、コミュニティだって、広告だって、銀行だって、何でも作り出せるのだ。 芸術家のように人を感動させることだってできる。 素晴らしいことではないか。

不幸にも、3K職場に就職してしまったプログラマーへ

機会があったら、ロゴスウェアのサイトを見てください。 ロゴスウェアで働くことに興味をもたれたらコンタクトしてください。

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「未来は作り出すもの」

2007年 4月 29日

あしたのジョーの丹下段平は「明日はどっちだ」と叫ぶ。 今日の経営者の叫びと同じだ。

未来はますます不確実になっている。 これまで成功に導いてくれた公式が明日には役立たなくなっている。 多様化し素早く変化する顧客の嗜好を予測しづらくなっている。 製品寿命は短くなるばかりだが、顧客は次に何を求めるのか予測しづらくなっている。 業界の境が曖昧になり、将来誰が競合相手になるのかさえ予測しづらくなっている。 突然、視界に入っていない海の向こうから競合が現われるかもしれない。 突然のパラダイムシフトが起き、今の技術基盤が無価値なものになる危険さえある。 ビジネスモデルそのものが破壊される可能性もある。

このような不安を解消するために、未来をできるだけ早く、できるだけ正確に予測したいと誰もが願っている。

未来の変化を予測し将来の見通しを得るために、ある人はイノベーションの理論に頼り、ある人は直観力に頼る。 何の根拠もなく、占いや霊感の類に頼る人さえ増えているようだ。  それでも、予測は不確かで、常に未来は不確実だからいつも不安が消えない。

先日、ソニー創業者の一人、故井深大の「未来は予測するものではなく、作り出すものだ」という言葉を目にした。 明快である。 そう思ってしまえば、あれこれ悩むことはなくなる。 やるだけである。

ソニー旧本社のあった御殿山エリアに、ソニー歴史資料館ができた。 そこでは、創業者の故井深大が肉声で 「未来は予測するものではなく、作り出すものだ」と言ってくれるらしい。

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Flipper2デモ公開開始!

2007年 4月 27日

labs.jpgデジタルブック作成ソフトの新バージョン Flipper2のデモを Logosware Labs サイトで公開開始した。

Flipper2の特長の一つは、スタンプ機能を搭載したことだ。 これは、特にカタログ類のデジタルブック化に便利な機能となっている。 スタンプ機能を使えば、カタログ類をデジタルブック化した後でも、「ただいま10%オフ」、「在庫切れ」などの情報を本の上にいつでも表示できる。 その際に、ブックそのものを作り変える必要はない。

二つめの特長は、携帯版の書出しをサポートすることだ。 携帯向けにデジタルブックを配信したり、携帯からショッピングしたりする用途が拡大している。  Flipper2では、同一の素材から、パソコン用、携帯用の両方を書き出せるようにする (このデモは現在作成中)。

更に、Flipper2では、紙媒体として存在するものをブック化するだけでなく、ネット上のデータをダイナミックにブック形式で表現できる。 例えば、ブログをデジタルブック形式で表現できる。 外部APIと接続すれば更に応用が広がる。 例えば、楽天API を利用すれば、楽天のデータを使った独自のデジタルカタログが簡単に作成できる。

Flipper2は、単に既存の本をデジタルブック化するだけにとどまらない多様な機能をサポートする。 デジタルブック第2ジェネレーションの製品となる。  正式発表、販売開始までに今しばらくお待ちいただくことになるが、新たなビジネスモデルのお話は積極的に推進中です。 是非、ロゴスウェアにコンタクトを!

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言えばわかる人

2007年 4月 26日

人には3種類いる。

(1) 言わなくてもわかる人

(2) 言えばわかる人

(3) 言ってもわからない人

昔、北島三郎が、兄弟仁義という曲の中で、「俺の目を見ろ、何にも言うな・・・・」 と歌ったのは、(1)の言わなくてもわかる関係だ。 これは日本人が求めている美徳だが、これを過度に期待すると人間関係は厄介なことになる。 「上司は私のことをわかってくれない」、「あの人は私の努力を認めてくれない」、・・・・などなど、被害者意識を持ってしまうだろう。

(2)の言えばわかる関係であれば、十分満足できるものだ。 多くの人は言えばわかる人であるから、あなたの思いを言葉にして伝えたほうがよい。ひどく被害者意識に悩むより、ずっと精神的にも楽である。

(3)の言ってもわからない人には、どう対応すべきか?  それが問題だ。

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人の移動を伴わないグローバル化

2007年 4月 25日

航海技術の発達、新大陸発見、移住、航空技術の発達、・・・・・・
人類の歴史のベクトルは常にグローバル化の方向を向いていた。

GE、ソニー、トヨタ、マイクロソフト、インテル、ファイザー、デュポン、・・・・・
企業は世界に事業拠点を設け、グローバル企業となった。

レアル・マドリッド、バルセロナ、ヤンキース、シリコンバレーの企業、アメリカの大学、国際的な研究所、・・・・・・・
世界中から優秀な人材を集めて組織を形成する動きも激しい。

これらの流れに加えて、インターネットの発達は、「人の物理的な移動を伴わないグローバル化」が起こることを予感させる。  インターネットにより、資本、原材料、知識 の経営資源は、いつでも、そして世界中のどこからでも入手することができるようになってきた。 残る最大の経営資源 「労働力」 もいつの日か必ずインターネット上で容易に入手可能になるときがくるのではないか。

そのとき、会社の形態は今と著しく違った姿となるに違いない。 取り組む課題によって、人と人とが自在に結合し、各組織は大きくもなり、小さくもなる。 決まった形を持たず、自由に変形していく。 物理的に同じ場所にいる必要もなく、知識と情報のネットワークで結ばれている。  人は命令ではなく、目標、目的、役割、責任、において仕事をする。

私の経営するロゴスウェアを未来型の組織にしたいと願っている。 伝統に対応するのではなく、未来に対応したい。  主体性、自由、公正、オープン、などを中心とするロゴスウェアの価値観は、その基盤となるために書かれた。

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四半期マネジメント

2007年 4月 24日

決算報告をアメリカのように四半期ごとに行う企業も増えてきたようだ。  一ヶ月単位では忙しなく、一年単位では長すぎる。 四半期(三ヶ月)単位でものごとを考えると丁度収まりが良い。

ロゴスウェアでも、あらゆることの期間単位が四半期だ。

目標の設定は四半期単位で行われる。 キャンプというイベントが四半期単位で行われ、前四半期目標の達成評価と次四半期目標の設定が行われる。 ロゴスウェアでは、社員全員が目標を四半期ごとに書いて自己管理できるようにしている。

パフォーマンスレビューも四半期ごとだ。 パフォーマンスレビューとは、個人ごとの業績考課のことである。 これに基づいて、次の3ヶ月の賃金昇給率が決定する。 従って、ロゴスウェアでは、給与の昇給は3ヶ月ごとになっている。 ボーナスの支払いも3ヶ月ごとだ。

簡単に言ってしまえば、いままで普通の会社が一年単位でやっていることを四半期単位にしているだけだ。 しかし、この違いは大きい。 ゴールが遠く霞んでいては、がんばる気持も薄れてしまうだろう。 3ヶ月単位であれば、人は目の前に鮮やかなイメージを持つことができる。

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「個人主義でも自立できず」

2007年 4月 23日

朝日新聞 生活面の企画「女と男」
孤独、女性の生き方、夫への不満、など、今を生きる人たちの悩みが連載された。

4月21日  作家の久保恵さんから連載への感想が掲載されていた。

「時代を感じますね。一人で生きる強さはないけれど、誰かと一緒に生きるのは苦手。 どこか個人主義なのに、きちっと自立できていない。・・・・・・・」

個人の自由と自立は対の概念なのだと思い出させてくれた。 自立する覚悟と力を持たなければ自由を得ることはできない、と肝に銘じよう。

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ミッションと価値観

2007年 4月 22日

人はどんなに頭で理解していても、複雑で、不確かで、不明確なものが嫌いであろう。 みんな単純明快な答えを望む。 「売り上げを5倍にする方法」、「顧客を虜にする方法」、「儲かる仕組み」、「社員のモチベーションを上げる方法」、「最強の組織の作り方」、・・・・・などなど、そんな願望を叶えてくれそうなタイトルの書籍が本屋には山積みだ。

しかし、 現実を直視してみよう。 世界はすごいスピードで変化し続け、そして多様化しているのだ。 これが意味するものは、複雑さ、不確かさ、不明確さだ。 現実を直視するならば、これを受け入れざるを得ない。

複雑、不確か、不明確、の世界で、私たちの行動を規定するものは何なのだろうか。  それらは、就業規則、職務規定、業務マニュアルの範疇に規定できるものではない。  私たちが遭遇する問題は、もっと複雑で、判断に悩み、それにもかかわらず、素早い決断を求められる。

このような環境下において、社員の行動の基準となるべきものは、ミッションと価値観しかない。 社員に会社のミッションと価値観を理解してもらい、共有できるようになるまでには、並外れた時間と忍耐と努力を要するであろう。  しかし、それをやり遂げなければならない。 ロゴスウェアのミッションと価値観のページは他のどの企業のものより長く詳細であるかもしれない。 意味あるものにしよう、より具体的なものにしよう、としたらこうなった。

松下電器産業創業者 故松下幸之助は、 最大の任務は何かと問われ、こう答えたという。 「愛の模範を示すことです。 私はこの会社の魂です。  会社の価値観は私をとおして実現するのです。」  経営とはそういうものでなければならない。

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学ぶことをやめない選手

2007年 4月 20日

サッカー日本代表 オシム監督から再び

理想とする選手像は、と問われ、

「学ぶことをやめない選手。  経験は確かに重要である。 しかしサッカーの進化は速く、昨日の経験が今日も役立つとは限らない。 大事なのは学び続ける気持だ。」

選手を社員に、サッカーをビジネスに置き換えれば、そのまま私たちの世界の言葉となる。

新たに人を採用するときに、最も重視すべきことは「学習する力」である。 経験は良い経験もあるし、悪い経験もあるからあまり当てにならない。 悪い経験を積んだ人は何も経験がない人よりも厄介である。 染み付いた先入観を取り除くことは、新たな考えを植え付けるよるもずっと難しい。 頑固な人の場合には、取り除けないこともある。  「学習する力」だけはいつの時代、どの業界、どの仕事、にとっても最も重要な力である。

「学習する力」を持った人を選別する方法は何か?  これを発見しなければならない。

ロゴスウェア、いつでも「学習する力」のある人募集中です。 ロゴスウェアの求人ページをご覧ください。

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リスクを冒せ

2007年 4月 18日

数あるスポーツの中でも、サッカーほど戦略や組織力を要求するものはない。  そこに理論家オシム監督が加われば、これは会社経営にとってそのまま使えるような言葉となる。

オシム監督曰く、 「リスクを冒せ」
いつ、どこで、どんな種類のリスクを冒すべきなのか、逆にどんな種類のリスクを減らすべきなのか、その感度を磨けという。 「5人で攻めて、残り5人で守る、などという分業はもはや通用しない。 チーム全員が、リスクを冒しつつ、バランスもとれる判断能力がないとだめだ」 と主張する。

サッカーの戦略もかなり高度になり、単純な個人技、固定された組織などではもはや世界で戦えないということなのであろう。  南米は個人技のチーム、ヨーロッパは組織のチームなどと言っていたのはもう昔のことなのだ。 サッカーは、全員が有機的に攻め、そして守る、というスタイルに様変わりしている。 試合の流れを瞬時に判断し、あるときはリスクを冒して攻め、あるときは危険を察知しリスクを回避する。 それをフォーメーションやポジションを自在にそして瞬時に変更しながら行う。 こういう判断能力が一人ひとりに求められ、組織として機能する。

会社の経営もまったく同じではないか。 もはや単純ではないのだ。  市場ニーズは多様化し、そして絶えず変化する。 しかも、かなり速く。  企業はこれに対応しなければ生き延びることができない。 この市場環境に順応することに成功した企業だけが生き延びる。

一人ひとりが瞬時に、しかも適切にものごとを判断し、それが組織的なバランスを保った状態で行われる。  これを実現することが、私がロゴスウェアで実践していく経営である。

オシム監督はこうも述べている。
「日本の若者は小さいころから親や先生に”危ないからやめなさい”という教育を受けると聞く。 それをいきなり私に”リスクを冒せ”といわれても教えに反するわけで、難しいのかも」

またしても教育なのか。  教育とはなんと重要なことなのか。

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