競争相手を理解する


「彼を知り己を知らば、百戦殆うからず。彼を知らずして己を知るは一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば戦う毎に殆うし。」

は、孫子の兵法からの有名な言葉だ。

どんなビジネスをしようが、競争相手がいないということはない。 その競争相手を知らずして戦いに勝つことはできないという教えは、まったくもってその通りである。

しかし、「競争相手の何を知るべきか」 になると怪しくなる。

「競争相手の商品とのベンチマークを行い自社商品の足りないところを補う」という行為は無駄ではないかもしれないが、賢いやり方とは思えない。

最も重要なことは、「競争相手は自分たちに何をさせてくれるか」を知ることである。 競争相手は顧客の中でどのようなポジションを占めていて、どのようなポジションを占めていないかを知ることである。

それさえ分かればこっちのものだ。 自分たちの能力と照らし合わせて、自分たちのやるべきことが見えてくる。

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ミッション至上主義


人が何かをしないとき、理由は二つしかない。 能力的にできないのか、やる気がないのか、だ。

ピアノでショパンを弾けと言われても私にはできない。 命がかかっていてもできない。 そんな能力はないからだ。

毎朝ジョギングせよ、と言われたらできるかもしれない。 やる気がないからしないが、命がかかっていたらきっとできる。

能力の開発や向上は大切だが、それ以上にやる気の問題は重要だ。

何が仕事のやる気を起こさせるのだろうか?

報酬をたくさんもらうためか、人に認められるためか、仲間と楽しく過ごす環境か、学習できる環境か、社会の役に立つためか、・・・・

人にはそれぞれのモチベーションがあるかもしれない。

社員のモチベーションを高めるために、そのすべてを提供しようとしたら、すべてが中途半端か、あるいは会社が破綻する。

すべてを提供できないのであれば、特に何を提供すべきか?

ロゴスウェアは、それはミッションでありたい。 ロゴスウェアは、ミッションを達成したい人たちの集団でありたい。

それを成し遂げることが自分たちに与えられた役目だと思えるもの。 それをやり遂げるためには、苦労も努力もいとわないと思えるもの。 そのようなミッションのもとに人が集まり、共に仕事をし、助け合い、それを成し遂げられたらどんなに素晴らしい体験だろうか。価値のある人生とはこのようなものでありたい。

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脳は時と場所を選ばず働いている


経営の仕事をしていると厄介な問題に対して日々判断をしなければいけない。 より正しい判断をするためには、常に心を落ち着かせていなければならない。

深呼吸は精神を安定させる。 ゆっくり息を吸い、ゆっくり息を吐く。 何も考えず、ただ息を吸い、息を吐く。 しかし、これが難しい。 何も考えずに5分間深呼吸することすら難しい。 15秒も経たないうちに脳は勝手に何かを考え始める。

人は、手足をコントロールすることは可能だが、脳をコントロールすることはできないようだ。

だから、風呂の中だろうが、ベッドの中だろうが、電車の中だろうが、仕事のことを考えるのに時と場所を選ばない。

このような人はたくさんいるだろう。 さて、これは勤務時間なのか?

頭脳労働者や知識労働者と呼ばれる人たちの勤務時間を正確に管理することが難しいのはこのためだ。

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自由


JAZZを聞く楽しみ方は人それぞれなのだろうが、自分にとっては即興演奏だ。

JAZZの即興演奏はその曲のコード進行にのって自由にメロディを奏でるところからスタートした。同じコード進行でも、自分ならもっといかしたメロディを奏でられるというものたちが競い合った。

そのうち、このコード進行というもの自体を不自由に感じるものたちがあらわれた。コード進行の制約から解放されたいと願った。 彼らは、あるときはモードと呼ばれる旋律をベースに演奏した。あるときは、代理コードや裏コードを駆使して自在にコード進行を変形させた。あるときは、スケールアウトし緊張感を高めようとした。

ハービー・ハンコックやウェイン・ショーターの域に達すると、時に、どのような理論にも基づかないメロディが奏でられる。JAZZの即興演奏家たちが追求してきたものは自由だ。よりエキサイティングな音楽、より美しい音楽を演奏するために自由になろうとした。

JAZZ演奏の初心者は、コード進行に頼らざるをえない。 実際、決まったコード進行の上で自由に演奏することさえ相当に難しいのだ。

卓越した技能を持ったもののみが、より高度な自由を得ることができる。サックス奏者が自由にスケールアウトしていくとき、即興でピアノ奏者がそれに合ったハーモニーをつけるというのはあまりにも高度なテクニックだ。ピアノ奏者がオリジナルの進行から離れて自由にコードを展開していくときに、サックス奏者がそれに合ったメロディを即興で奏でるのもとても難しいことだ。

「働き方における自由さ」は、ロゴスウェアが追求するものの一つだ。自由を考えるときに私の頭にイメージされるのは、JAZZ即興演奏家たちの姿だ。私たちは、最高の仕事を成し遂げるために自由になりたい。決して一人ひとりが勝手気ままにやることではない。最高の成果を達成するために自由になりたいのだ。

あるものは、「どこまでが自由でどこからが自由ではないのか」と問う。

答えは、「それは、あなた自身の能力と組織の能力に依存する」ということだ。

もし、あなたのその振る舞いによって組織として何かを達成することが妨げられるのであれば、あなた自身に、あるいは組織に、まだその自由を使う能力がない。

もし、あなたが自由に発想し行動することによって、組織として最高の何かが成し遂げられるのであれば、それは素晴らしい。あなたは自由だ。

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Flipper2デモ公開開始!


labs.jpgデジタルブック作成ソフトの新バージョン Flipper2のデモを Logosware Labs サイトで公開開始した。

Flipper2の特長の一つは、スタンプ機能を搭載したことだ。 これは、特にカタログ類のデジタルブック化に便利な機能となっている。 スタンプ機能を使えば、カタログ類をデジタルブック化した後でも、「ただいま10%オフ」、「在庫切れ」などの情報を本の上にいつでも表示できる。 その際に、ブックそのものを作り変える必要はない。

二つめの特長は、携帯版の書出しをサポートすることだ。 携帯向けにデジタルブックを配信したり、携帯からショッピングしたりする用途が拡大している。  Flipper2では、同一の素材から、パソコン用、携帯用の両方を書き出せるようにする (このデモは現在作成中)。

更に、Flipper2では、紙媒体として存在するものをブック化するだけでなく、ネット上のデータをダイナミックにブック形式で表現できる。 例えば、ブログをデジタルブック形式で表現できる。 外部APIと接続すれば更に応用が広がる。 例えば、楽天API を利用すれば、楽天のデータを使った独自のデジタルカタログが簡単に作成できる。

Flipper2は、単に既存の本をデジタルブック化するだけにとどまらない多様な機能をサポートする。 デジタルブック第2ジェネレーションの製品となる。  正式発表、販売開始までに今しばらくお待ちいただくことになるが、新たなビジネスモデルのお話は積極的に推進中です。 是非、ロゴスウェアにコンタクトを!

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