人の移動を伴わないグローバル化


航海技術の発達、新大陸発見、移住、航空技術の発達、・・・・・・
人類の歴史のベクトルは常にグローバル化の方向を向いていた。

GE、ソニー、トヨタ、マイクロソフト、インテル、ファイザー、デュポン、・・・・・
企業は世界に事業拠点を設け、グローバル企業となった。

レアル・マドリッド、バルセロナ、ヤンキース、シリコンバレーの企業、アメリカの大学、国際的な研究所、・・・・・・・
世界中から優秀な人材を集めて組織を形成する動きも激しい。

これらの流れに加えて、インターネットの発達は、「人の物理的な移動を伴わないグローバル化」が起こることを予感させる。  インターネットにより、資本、原材料、知識 の経営資源は、いつでも、そして世界中のどこからでも入手することができるようになってきた。 残る最大の経営資源 「労働力」 もいつの日か必ずインターネット上で容易に入手可能になるときがくるのではないか。

そのとき、会社の形態は今と著しく違った姿となるに違いない。 取り組む課題によって、人と人とが自在に結合し、各組織は大きくもなり、小さくもなる。 決まった形を持たず、自由に変形していく。 物理的に同じ場所にいる必要もなく、知識と情報のネットワークで結ばれている。  人は命令ではなく、目標、目的、役割、責任、において仕事をする。

私の経営するロゴスウェアを未来型の組織にしたいと願っている。 伝統に対応するのではなく、未来に対応したい。  主体性、自由、公正、オープン、などを中心とするロゴスウェアの価値観は、その基盤となるために書かれた。

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学ぶことをやめない選手


サッカー日本代表 オシム監督から再び

理想とする選手像は、と問われ、

「学ぶことをやめない選手。  経験は確かに重要である。 しかしサッカーの進化は速く、昨日の経験が今日も役立つとは限らない。 大事なのは学び続ける気持だ。」

選手を社員に、サッカーをビジネスに置き換えれば、そのまま私たちの世界の言葉となる。

新たに人を採用するときに、最も重視すべきことは「学習する力」である。 経験は良い経験もあるし、悪い経験もあるからあまり当てにならない。 悪い経験を積んだ人は何も経験がない人よりも厄介である。 染み付いた先入観を取り除くことは、新たな考えを植え付けるよるもずっと難しい。 頑固な人の場合には、取り除けないこともある。  「学習する力」だけはいつの時代、どの業界、どの仕事、にとっても最も重要な力である。

「学習する力」を持った人を選別する方法は何か?  これを発見しなければならない。

ロゴスウェア、いつでも「学習する力」のある人募集中です。 ロゴスウェアの求人ページをご覧ください。

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リスクを冒せ


数あるスポーツの中でも、サッカーほど戦略や組織力を要求するものはない。  そこに理論家オシム監督が加われば、これは会社経営にとってそのまま使えるような言葉となる。

オシム監督曰く、 「リスクを冒せ」
いつ、どこで、どんな種類のリスクを冒すべきなのか、逆にどんな種類のリスクを減らすべきなのか、その感度を磨けという。 「5人で攻めて、残り5人で守る、などという分業はもはや通用しない。 チーム全員が、リスクを冒しつつ、バランスもとれる判断能力がないとだめだ」 と主張する。

サッカーの戦略もかなり高度になり、単純な個人技、固定された組織などではもはや世界で戦えないということなのであろう。  南米は個人技のチーム、ヨーロッパは組織のチームなどと言っていたのはもう昔のことなのだ。 サッカーは、全員が有機的に攻め、そして守る、というスタイルに様変わりしている。 試合の流れを瞬時に判断し、あるときはリスクを冒して攻め、あるときは危険を察知しリスクを回避する。 それをフォーメーションやポジションを自在にそして瞬時に変更しながら行う。 こういう判断能力が一人ひとりに求められ、組織として機能する。

会社の経営もまったく同じではないか。 もはや単純ではないのだ。  市場ニーズは多様化し、そして絶えず変化する。 しかも、かなり速く。  企業はこれに対応しなければ生き延びることができない。 この市場環境に順応することに成功した企業だけが生き延びる。

一人ひとりが瞬時に、しかも適切にものごとを判断し、それが組織的なバランスを保った状態で行われる。  これを実現することが、私がロゴスウェアで実践していく経営である。

オシム監督はこうも述べている。
「日本の若者は小さいころから親や先生に”危ないからやめなさい”という教育を受けると聞く。 それをいきなり私に”リスクを冒せ”といわれても教えに反するわけで、難しいのかも」

またしても教育なのか。  教育とはなんと重要なことなのか。

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混沌を経営する


秩序があり、混乱がなく、みんな仲良しで、いくら心地よくても、創造的でなければ気に入らないのだ。

新しい発見、斬新なアイデアは創造力の賜物だ。 私たちは創造したいのだ。 それがベンチャー企業としての姿だ。 創造的な人間を集め、 創造的な環境の中で、創造的な活動を行いたいのだ。

創造的な人間は、みな個性的であり、何よりも自由を求める。  必要以上の干渉を好まないのだ。  一方で私たちは組織で働く。 組織としての目標があり、ビジョンがある。  これを両立させることが、創造的な企業に求められる。

私たちは混沌を受け入れなければならない。 創造的であろうとすれば混沌は避けられない。 新たな秩序が確立するまで、必ず混沌とするのだ。 そしてその新しい秩序はやがて古いものとなり、次の創造が始まる。 再度、混沌とするのだ。 これの繰り返しである。

ある人は混沌とした状態を見て、何か組織がうまく機能していないという印象を持つかもしれないが、 そうではないのだ。 大切なことは混沌を避けることではない。 混沌を受け入れ、それを経営していくのだ。

官僚的で、管理され過ぎの企業には、確かに秩序があるであろう。 混乱がなく、みんなが心地よいのかもしれない。  しかし、その企業は衰退するのみである。  間違っても、ロゴスウェアが目指すべき企業像ではない。

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偉大なる異端者求む


日経新聞ネタから再び

4月12日朝刊に異端者たちのことが掲載されていた。

「サンスター文具で商品企画に携わる、高畑正幸氏。 社内評価は評価する人によって、最高Aから最低Eまで分かれる。 独創性に富むが、協調性に欠ける。 しかし、時に大ヒット商品を生む。 伊藤社長のお気に入りであるが、伊藤社長がいなくなれば立ちどころに追放されかねない異才である。」 と記している。

組織は規律を重んじ、異端は自由を好む。 異端を使いこなすのは、伝統ある大企業には難しいのかもしれない。

もし、あなたが大企業の息苦しさに辟易し、古臭い慣習に縛られ身動きがとれず、能力のない上司に嫌気がさし、筋の通らぬことを押し付けられ、未来への希望を見失っているのなら、是非 ロゴスウェアへの転職を考えてください。

ロゴスウェアは、偉大なる異端者たちを求めます。  ロゴスウェアは、今日時点で、一流大企業と同じ報酬額を支払うことはできないでしょう (いつかできるだけ近い将来、それを上回りたいと思っていますが)。 しかし、私たちには、未来に向けた大いなる夢と自由があります。

最後に、 「偉大なる異端」なのか「愚かなる異端」なのか、それが問題だ。

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