ロゴスウェアもこれで創業から6年半が経過した。数人でスタートした会社だが、社員数は30名を超えるところまできている。ここまでは順調に推移しているといっていいだろう。 連続22四半期、増収増益も続けている。
ロゴスウェアで働く人たちが一生涯に渡って幸福になるためには、これから更に10年や20年は継続的に成長させなければならない。これは経営の責任を担うものにとって一番の任務である。
スタートアップのベンチャー企業としては当然そうなるのだが、現在の社員の年齢構成は20代、30代に集中している。例えば、これから10年経過したとすると、今の社員は30代、40代となる。10年後でも健全な組織であるためには、私たちは新たな20代の社員を必要とする。
今の社員が成長し、部下を持ち、より大きな仕事に挑戦できるようにするためには、そのようなバランスのとれた年齢構成が必要となる。新たな社員を雇用するためには私たちは成長し続けなければならないのだ。
そういう意味で、経営者としての私は売上高を連続的に向上させていくプレッシャーから逃れることはできない。どうやったらそんなことができるのかと混乱したときは、いつもシンプルな原点に立ち返って考える。
有名なマーケッター、ジェイ・エイブラハムが著書の中で書いていたシンプルな法則だ。
ビジネスを大きくする方法は、たった3つしかない。
1. 顧客の数を増やす
2. 顧客あたりの平均販売額を増やす
3. 顧客の購入頻度を増やす
3つの要素を各々10%大きくすれば、会社全体では33%の成長になる。3つの要素を各々25%大きくすれば、会社全体では95%の成長になる。
会社のセールスやマーケティング活動は、この3つのフレームワークに分けて考えるとよい。各々を10%程度大きくするのなら簡単そうじゃないか。