人と強く共鳴する製品


人には、それぞれ好みの音楽というものがあるでしょう。 

あなたにとってそれはジャズですか、ロックですか、ブルースですか、演歌ですか、R&Bですか、フォークですか、テクノですか、・・・?

「私はジャズが好きです」と答えられる人もいますが、私はいつも何と答えていいのか悩んでしまいます。 

ジャズの中にも好きなものがあり嫌いなものがあります。ロックの中にも好きなものがあり嫌いなものがあります。演歌の中にも好きなものがあり嫌いなものがあります。

つまり、好きか嫌いかを音楽のジャンルによって区別しているわけではありません。

多くの人もそうではないですか? 

私の場合で言えば、ありきたりのコード進行、ありきたりのリズム、ありきたりのハーモニー、ありきたりのメロディのものはどんなジャンルのものでも好きではありません。

私に音楽を買わせようとするならば、すごいコード進行、すごいリズム、・・・のような要素が必要です。それが私が大事にしている価値観だからです。 ジャンルは重要ではありません。

さて、私たちが作る製品の市場ターゲットやポジショニングにも同様のことが言えます。 つまり、ジャンルのような分け方がいつもいいとは限りません。

そのような表面的なものではなく、人の価値観や世界観という視点から製品をポジショニングすることができます。 私たちは、そういうやり方で、製品を捉え直してみたいのです。人と強く共鳴する製品とはきっとそういう製品です。

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「学習と教育」事業領域


ロゴスウェアの業務は、インターネット上で利用するデジタルコンテンツを作成するソフトウェアの開発、そして、それらのコンテンツを利用する場を提供するプラットフォーム製品の開発です。

私たちの開発する製品は、人の学習や教育に関わるものです。「学習と教育」という言葉から、学校の教室をイメージするかもしれません。あるいは、試験勉強のために机にかじりついて必死に参考書や問題集に取り組んでいる姿を想像するかもしれません。

しかし、私たちは「学習と教育」をもう少し広範囲 に捉えています。私たちは次の4つの領域に対する製品を開発し提供していきたいと考えています。
  1. 学校教育
  2. 社員教育
  3. 生涯学習
  4. ユーザー教育

特に、3と4は、これまでのeラーニングという括りの中であまり焦点の当たらない領域であったかもしれません。私たちはこの領域にも力を注いでいきます。

ロゴスウェアでは、「生涯学習」を支援するシステム製品として、SmartAcademyという製品を開発・提供しています。この製品は、これまでのところ、大学が行う生涯学習事業の運営を支援するシステムとして利用されています。これからは、大学だけにとどまらず、より広範囲に生涯学習を支援するシステムに進化させていきます。

「ユーザー教育」とは、企業が顧客に対して商品教育を行う領域です。競争が激しくなるに従い、商品はより複雑な機能を持つようになります。単なる価格競争に陥らず、付加価値を顧客に提供しようとすると必然的にそうなります。しかし、問題はそれにともない操作が難しくなってしまいがちなことです。折角の機能も理解してもらえないのでは価値が生まれません。商品の使い方を顧客にマスターしてもらえるかどうかは事業戦略上極めて重要な課題になりました。取扱説明書はもっと進化させていかなければなりません。

人間にとって、学習とは生きることそのものです。学習は生まれた瞬間から、息を引き取るまで生涯にわたって行われます。それは、教室の中や机の前だけで行われるわけではな く、生活をするあらゆる場面で行われます。

私たちが支援したい学習と教育は、そのような広範囲なものです。

商品の使い方を学ぶのは学習です。だから、私たちはマニュアル類をもっと便利にしたいのです。

人が意見交換するのは学習です。だから、あらゆるコンテンツをソーシャル対応にしたいのです。

疑問に思ったことをインターネットで調べることは学習です。だから、あらゆるコンテンツを検索可能に したいのです。

学習はいつでもどこでも起こるのです。だから、あらゆる コンテンツをモバイル対応にしたいのです。

より多く学習するものは、生きることにおいてより多くの力を得ます。より多く学習するものは、人生により多くの意義を見出します。だから、優れた学習環境や機会を公平に平等に与えるテクノロジー を開発して提供することには意義があるのです。私たちはそれを開発し提供することを仕事としています。

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自分たちで作ろう


ロゴスウェアが目指す「ユニファイド・ラーニング」ビジョンの説明ページを少し修正しました。

学習コンテンツ作成ソフトとして3種類

学習プラットフォームとして3種類

ライブストリーミングとして1種類

合計7種類の製品ブランドによって、オンライン・ラーニングの世界に統合化された革新的な操作性、利便性をもたらすということが私たちのビジョンであり、その実現が私たちのミッションです。

私たちは、創業から10年間、オンライン・ラーニングの開発を業務としてきました。 その中で人間にとって「学習」とは非常に奥の深い行動であると痛切に感じてきました。単にドリルのような教材をインターネット上で閲覧できるようにしただけでは人間は真に学ぶことができないと感じてきました。

人間が何かを学ぶには、もっと多様なやり方や場が必要になります。 私たちはそれを作り上げたいと思いました。 私たちが7種類の製品ブランドを作るのはそういう理由です。

そして重要なことが一つあります。 これらの7種類の製品は独立して存在していては意味を成さず、データ連携を図りながら有機的な結合をしなければいけないということです。 どこか海外の製品を並べて、一見ラインナップを揃えたように見せても意味がないのです。

だから、私たちは自分たちで作るのです。 それがロゴスウェアの役割なのです。

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モバイル&ソーシャル宣言


状況的学習論なるものがあります。

「学習というものは、各自の頭の中に何かをためていくこと」という昔からの考え方では、学習者が技術や知識を習得したときの環境や状況が考慮されていないのではないか、という反省から生まれました。

状況的学習論では、「学習とは、学習者が属しているコミュニティの中で起こる」と考えます。

多くの教育研究者が理論付けをし、検証をし、たくさんの書物も書かれました。 状況的学習論が述べるようなことに対して、多くの人は、「確かにその通りだ」、「学びとは本来そうでなければいけない」という思いを強く持つでしょう。

しかし、一方で、具体的にどうすべきなのかがよくわからない状況が続いています。 徒弟制度のようなものが題材として挙げられるのですが、どこか現実離れしているところもあります。

インターネットに目を移すと、eラーニングという世界があります。しかし、これは相変わらず、学習者に一方的に教材を送り込む仕組みです。インターネットを使っているというだけで、昔からある通信教育と何も変わらないのです。

私たちは、インターネットを使った学習に何か革新的なものを開発し、提供していきたいと考えてきました。それは、一方的に教材を送りつけて終わり、というようなものではなく、コミュニティの中に学習が形成されるようなものであるだろうと考えてきました。 しかし、その具体的な方法論、構築方法についてハッキリした姿を描くことができませんでした。

今、やっと霧が晴れようとしています。インターネットの世界において、ソーシャルの重要性が高まっています。インターネットの上でのソーシャルとはどういうことなのかが具体的な姿を持って、私たちの前に現れてきています。 また同時に、スマートフォンに代表される新しいモバイルの姿が現れています。 実際、ソーシャルとモバイルは切り離せないものです。同時進行します。それは、最近発表されるスマートフォン端末において、Twitter、Facebook、などのソーシャルネットワークとの連動性が強く謳われるようになっていることを見ても明らかです。

この「モバイル&ソーシャル」は、ラーニングに結びついたときに、革新的な変化が起こります。 やっと学習に革命を起こせる時代が来たのです。「これまで郵送していた教材をオンラインで送るようにします」というような小さな改善ではなく、学びの本質を変えるもの、人のライフスタイルを変えるもの、が作れる時代が来たのです。

ロゴスウェアは、来月に、「モバイル&ソーシャル」の路線に乗った第一弾の製品発表を行う予定です。

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アノテーションと学び


これは、たぶん日本人の特性なのだが、情報を整理するのが好きな人が日本人には多いようです。

昔から(そして今も)手帳術なるものがあり、そういう本がたくさん売られていて、セミナーが開催され、手帳術を伝授することを職業にする人がいるくらいです。

Evernoteの英語版しか無かったときから日本には熱心な利用者がおり、アクセス頻度は世界平均の2倍あるという事実も、このことを物語っています。

さて、このことは、私たちが日本のビジネスユーザー向けに製品を開発するときに非常に重要なことなのです。

ウェブ上のあらゆるデータやコンテンツに対して関連情報を付与させ、それらをまとめて整理していくことが技術的に可能になってきました。 これらは、アノテーションと呼ばれるものです。

タグを付け、付箋を貼り、コメントを書き、つぶやき、・・・

それらは、自分専用に管理することも、グループで共有することも、完全にオープンなソーシャルの中で共有させることもできます。

ロゴスウェアでは、アノテーションを「学び」という世界の中に効果的に取り込もうとしています。それは、私たちがユニファイド・ラーニングという名のものとに創造しようとしている世界の一つのありかたです。

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