ソーシャル機能の開放


私たちは、水平分業のモデルがいつも最後には垂直統合のモデルを駆逐してきた歴史を見てきた。

もっとも有名なケースをあげるならば、それは勿論PCだ。 いつも最初は、垂直統合の方が優れている。 テクノロジーがまだ未熟な段階では、1社で全部作ってしまった方が機能も品質も良いものができる。 コンピュータも昔はそうだった。 ハードウェアも、OSも、アプリケーションソフトも、上から下まで1社ですべて作っていた。 

しかし、いつもどこかで分岐点を迎える。 ご存知のように、今のPCは、LSIチップ、ボード、OS、アプリケーションソフト、のあらゆる構成要素ごとに業界があり、競争がある。 PCに驚異的な進化のスピードと低価格化をもたらした原動力は、この水平分業のモデルにある。

さて、インターネット上のソーシャル・プラットフォームの開放がいよいよ本格化する気配だ。 グーグルは、Google Friend Connect のベータ版が利用可能になったと発表した。 これを使えば、SNSが持つようなソーシャル機能をWebサイトやWebアプリケーションに簡単に組み込むことができる。 

日本語環境での整備はこれからだが、次の紹介ビデオを見るとどんなことができるようになるかがわかるだろう。

ついでに、これはOpenSocialOpenID という標準規格に準拠しているから、その他のソーシャル・プラットフォームとも繋がる。 ソーシャル機能の開放は、パラダイムシフトだ。

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