先日、グローバル化の時代を生きることについて書いた。 実際、のんびりしていられない時代になって大変だ。
しかし、このような時代が来ることは予測できた。 1990年、先代ブッシュ米国大統領が、New World Order (新世界秩序) をめざす、と宣言したときにそれは予測された。
ピーター・ドラッカーは、未来を予測するには、「既に起こった未来」に着目せよ、と説いた。 将来何が起こるかの種はずいぶん前に蒔かれることが多いのでそれに着目せよ、というのだ。
「既に起こった未来」を見逃すかどうか、それに備えるかどうかで、未来はばら色にもなるし、地獄にもなる。
既に何年にもわたり、いたるところで、多くの人たちが、インターネットが社会をどのように変えるのかについてメッセージを発信してきた。 既に多くのことが変わってしまったし、これからもまだ変わるのだ。
もし、この時点でまだインターネットに対して、中途半端な時間と金と人しか投入していないとすれば、未来はかなり危ないのではないか。 私には、地方の企業の多くに、その危機感が足りないように思えるのだ。