学校を卒業後初めて働いた会社は外資系の会社だったので、何かと外国人と会話をする機会があったわけですが、二つの問題でコミュニケーションは当初非常に難しいものでした。
一つは、勿論英語の問題です。 こればっかりは理屈ぬきでとにかく英語で会話できなければ始まらないわけです。 良いとか悪いとか、正しいとか間違っているとか、もうそういうことではなくて、とにかく始まらないわけです。
もう一つの問題は、話す内容を持っていないことです。 歴史とか、文学とか、芸術とか、哲学とか、宗教とか、いろいろと教養と呼ばれるような分野があるわけですが、日本人はこういうものに意外と疎く、外国人とのソーシャルな場での会話(パーティでの会話とか)を難しくしています。道具としての英語を何とかしたとしても、これがないとどうも幼稚なコミュニケーションしかできません。
しかし、人は必要となれば何とかするもので、急に歴史などを学んだり、哲学などを学んだりするようになるわけです。
さて、動機はどうであれ、多くの人によって、学びは生涯にわたって行われるべきものになりました。 最近は、大学の公開講座が充実してきており、学びの環境はどんどん良くなってきています。 いろいろな教養も学べますし、語学も学べますし、技能も学べます。
次のようないろいろな大学が生涯学習/公開講座のサイトを提供しています。
これらのサイトはすべて、ロゴスウェアが提供する 大学公開講座の管理・運営システム「Smart Academy」 を使って構築されています。 Smart Academy を紹介するウェブサイトもリニューアルしたので是非ご覧ください。
さて、最近の公開講座は、社会人が学びやすいように、夜7時から開けれたり、土日に開かれたりするものも出始めていますが、まだまだ少数です。 もし、たくさんの講座が、ウェブ上で自宅から受講できたらどんなに便利でしょうか。 それを実現することが、私たちの次の目標です。