国民の声とは誰のことか?


参議院選挙が終わったばかりなので政治家の方々がよくテレビにでてコメントしている。

「・・・・・・という国民の声が私のところに寄せられている」 というようなコメントをする。

国民とは誰なのか? 選挙区には数百万人の有権者がいる。 その全員から何かをヒアリングしたというのか?

そのようなことはありえないから、ここでの国民の声とは、自分のまわりの一部の有力な支援者の声ということになる。 そのような声が全体を代弁していることはない。 ここに危険がある。

会社ではどうだろうか? 「一部の有力な支援者の声」は「一部の優良な顧客の声」に置き換えられる。 優良な顧客の声が大事なのは勿論のことだ。 大事ではあるが、同時に、それは市場全体の声を反映しているとは限らない、ということも常に認識しておくべきだ。

そうでなければ、一部の支援団体の肩を持つがために政策を間違え、国民を失望させる政治家と同じになってしまう。

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