渋滞学


渋滞学なる研究分野がある。 車の渋滞、スーパーのレジ、朝の満員電車、エレベータの待ち行列、インターネット、・・・・と確かに世の中いろいろなところに渋滞するところがあり、そのメカニズムを教えてくれるのはありがたい。

仕事のことでいえば、情報の伝達の渋滞は気にしなければならない。

ある人を経由しなければいけないような場合は必ずそこで渋滞になる。 そこを経由することが習慣のようになっていると、それを疑問にさえ思わない場合もある。

ある人は自分の手元をいかに早く通過させるかだけを考えて、別のどこかに流れのボトルネックを作り出している。そして、そのことに気づいてさえいない。

考え方を変えてみよう。 大事なことは「全体のスループット時間」である。

今の情報の伝達経路は、本当に、絶対にそうしなければいけないものなのか考えてみよう。

もっと別の経路があるんじゃないか、あるいはそこをバイパスしてしまっていいんじゃないかと考えてみよう。

自分の手元を素早く通過させることだけを考えて、全体の流れを悪くしていないか考えてみよう。

複数台のエレベータがあったとき、各エレベータが自分のところだけの最適化を考えてプログラムすると団子運転状態(複数台のエレベータの動きが同じになってしまうこと)になるのだという。 これを解消するために、各エレベータの動きは他のエレベータの動きを考慮しながらプログラムされるのだという。

仕事の中での情報の流れも同じだ。各自が自分の最適化だけを考えて行動すると、全体のスループットを悪くすることはたくさんある。

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