プロになる


プロ野球 高校生ドラフトが10月3日に行われた。

希望球団に指名されて歓喜するものもおり、不本意な結果になり涙するものもいる。 いずれにしても、彼らははっきりと「プロになる」という意識を持って球界に入っていく。

自分が学校を卒業して仕事を始めたのはずいぶん前になるので、そのときのことを鮮明に覚えているわけではないが、「これからはお金をもらって仕事をするわけだから、自分はプロでなくてはいけない」と意識していたのだけは覚えている。

働き始めて、自分は能力が不足していたり、知識が十分でなかったりすることが自覚できた。当時、不足しているものを補うために休みの日なども勉強にあてた日があった。 しかられないためとか、くびにならないために、とは違う。 プロとしての仕事ができなくてはいけない、と思った。

「うまくいかなかったけど、がんばったんだからしょうがないよ」のような言葉は聞きたくなかった。 こんな人を子供扱いするような言葉はプロに対する侮辱である、と思った。 結果に対して真剣でありたかった。

自分を昔から支える信念があるとすれば、それは「プロらしくありたい」ということだ。

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