アイルトン・セナ


今年のF1日本グランプリは、今週の28日から富士スピードウェイで開幕する。 F1の世界も様変わりしたが、永遠のヒーローは 故アイルトン・セナだ。

やる気が不足しているときは、アイルトン・セナの走りをDVDで見るとよい。 可能性を求めて限界に挑み続けた男の雄姿が勇気を与えてくれる。

落合信彦とのインタビューでセナは語った。

極限までは誰だってやれる。ベストを尽くしましたって言えばいいんだから。しかしそれでは凡人で終わる。本当の努力が実を結ぶのは極限を突き 破ったときだ。F1レーサーにとって一番難しいのはモナコのサーキットだ。あそこは市街地だから。モナコのヘアピンカーブに時速200Kmで入っていく。 曲がるときに壁から2cmになる。でも今自分が努力しているのはあそこを1cmにすることだ。

これがアイルトン・セナだ。 モナコのヘアピンカーブを壁から2cmで走る抜けることができるのはセナだけだった。他のドライバーを圧倒していた。モナコでは5連勝を含む通算6勝(1987年、1989年、1990年、1991年、1992年、1993年)を挙げた。しかし、セナが追求したのは究極の姿だ。最終的には壁から0cmで走る抜けることを追い求めたに違いない。

セナは語っている。

「理想を語ることは簡単だが、自ら実践することはすごく難しい。
だからこそ、とにかくどんな時でもベストを尽くして生きていかなければならない。
その結果うまくいく時もあればそうでない時もある。
間違いを犯すこともあるだろう。
でも少なくとも自分自身に対しては誠実に、そして自らの描いた夢に向かって精いっぱい生きていくことだ。」

自分たちは究極の目標を見据えているだろうか。究極の目標とは、不良率0%、顧客満足度100%、コスト0円、稼働率100%、の世界だ。これが目標ならば、改善は永遠に続けられる。

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なにを寝言を言っているのだ


明治維新達成後、旧薩摩藩主 島津久光は元の家来である大久保利通に「おれはいつ将軍になれるのだ」としつこく聞いたという話がある。 世の中の流れというものがまったく見えていない、バカな殿様ではある。 大久保に「なにを寝言を言っているのだ」と一蹴される。

自民党総裁選に関する世論調査によれば、地方の自民党支部の70%が求めているのは、公共事業を増やして以前のように地方に金をばらまいてくれ、ということらしい。 世の中の流れが見えていない。

こういうことに関しては人間はほとんど進歩していない。

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ポジティブメッセージを届けてくれる新聞はないのか?


ある人の調査によれば、

「今日の新聞の情報量は、17世紀の頃の一人の人間が一生かかって得る情報量を超える」
「この30年間に生まれた情報量は、それ以前の過去5000年間の情報量を超える」

とにかく情報があふれかえっている。情報は力となり、人間の行動に大きな影響を与える。

力にはいろいろな力がある。人間を前進させるポジティブな力もあれば、人間に前に進むのを躊躇させるネガティブな力もある。

日本に住んでいて私たちが目にする新聞やテレビなどから流れる情報はネガティブ過ぎないか。

「ワーキングプア」、「格差社会」、「過労死」、・・・・・・・・・・

毎日このようなネガティブ情報の中でマインドコントロールされ、それでなくてもネガティブな日本人が一層ネガティブになっては何も得はないではないか。

日本の新聞などはどれもこれも大体同じだ。一つくらい、毎日ポジティブメッセージを送り届けてくれる新聞があってもいいのではないか。毎朝、それを読むとやる気がでるような。

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無常


仏教の重要な思想のひとつに「無常」がある。 あらゆる現象はとどまることなく常に変化し、そして消滅する、と説く。

仏教の開祖である釈迦は、紀元前463年に生まれたといわれている。今から2500年も前の昔だ。

無常をあえて教えるということは、2500年前の昔から人間は変化が嫌いだったのだろう。 人間は今も変化が嫌いだ。 技術はずいぶんと進化を遂げたが人間の心は2500年前から何も変わっていない。

今日の朝日新聞には、社会保険庁の労働組合と日教組のことが記事にある。

記事によれば、社会保険庁の年金記録問題の原因に関して、労働組合の存在が焦点の一つになってきているという。 年金手帳の統一、年金相談コーナーの設置、年金記録のオンライン化、・・・・・・このような取り組みに対して、社会保険庁の労働組合はことごとく反対してきたのだという。彼らが訴えてきた合理化反対、コンピュータ化反対、オンライン化反対の運動が今日のずさんな社会保険庁の年金記録の一因ではないかと論じている。

同じく、日教組に関する記事では、勤務評定への反対、主任制導入への反対、学力調査への反対、などあらゆる教育改革に反対してきた歴史が記されている。

いずれも「私は変わらない」人たちの典型だ。

あなたが守り通せるものなど何もない、あらゆるものは変化しつづけるのだ、と理解しなければ救われない。

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恐怖心


「Qさま」というテレビ番組があり、その中にビビリ橋というシリーズがある。海上から高さ10mのところに幅45cmの細長い橋が作られる。その橋を芸人に渡らせ、そのビビリ具合を笑おうという趣向だ。

地上に置かれた幅45cmの橋ならば誰も怖がることはないが、それが高さ10mのところにあると足がすくんで動けない。

恐怖心というものは人間の行動に大きな影響を与える。地上にある45cmの橋と10mの高さにある45cmの橋。同じ橋でも、人間の行動はまったく違ったものになるのだ。

時間を浪費する人たちを研究した心理学者によれば、時間の浪費の問題は、いわゆるタイム・マネジメントとはまったく無関係であるという。時間の浪費は、往々にして心理的な葛藤が原因であり、時間管理のハウツウ本によるテクニックなどでは決して直せるものではないという。

時間を浪費する人たちが抱える原因は、傷つきやすい自尊心であったり、欠点を指摘されたり評価されたりすることへの恐怖心だったりするのだという。

恐怖心のせいで本来ならできることもできなくなるのはもったいない。人は恐怖心を克服する努力をしなければならない。一方、会社の中においては、人が抱える恐怖心を理解し、それを取り除く努力をしなければならない。

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