問題社員


マネージャになるとマネージャならではの悩みをいろいろ抱えるものだが、その中でも問題社員への対応の仕方は最も難しい問題の一つに違いない。

元インテルCEO アンディ・グローブは著書「ハイ・アウトプット・マネジメント」の中で素晴らしい考えを提示してくれている。 要約すると次のようなものだ。

問題を抱えた社員の問題解決には5つのステップが必要である。 ステップは順序よく登らなければいけない。どこかのステップを飛ばそうと思ってもうまくいかない。 5つのステップとは次のようなものだ。

ステップ1: 自分の問題を無視する

ステップ2: 自分には問題などないと否定する

ステップ3: 問題があることは認めるが、それは自分の問題ではないと他人を批判する

ステップ4: それは自分の問題だと認識する

ステップ5: 解決策を見つける

ステップ1からステップ3まではかなりはやく進む。ステップ3からステップ4への移動が難しい。ここを通過すればステップ5は簡単だ。

最大の壁は、問題社員を”他人批判”の考え方から”自己責任”の考え方へ変えさせることだ。 まだ社員が引き続き自分の責任を引き受けない状態(ステップ3の状態)にいるときに解決策について話し合っても意味がない。 マネージャのエネルギーが注がれるべきポイントはここだ。

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