仕事をする者なら誰だってその職場は「働きがいのある職場」であって欲しいと願うものです。みんなが「働きがいのある職場」で一生懸命仕事をしてくれて成果を出してくれるのなら反対する経営者などいません。
「働きがいのある職場」の実現は、経営者にとって最も重要な仕事です。したがって、これを支援しようという組織もあり、その一つが「Great Place To Work」と いう団体です。彼らのウェブサイトには、こう書かれています。
働きがいのある職場では、あらゆる人間関係において信頼が育まれています。従業員が生産性を高めたいと思っていることを管理者は信じ、事業に参画するよう奨励しています。従業員は自分の仕事と会社の使命を達成しようと熱心に、情熱を持って取り組んでいます。高い信頼が築かれ た環境では、人は協力しながら働き、積極的に交流しあい、業績や生産性が高まります。
何と素晴らしいことでしょうか。すぐにでも「働きがいのある職場」を作りたくなるでしょう。しかし、実際に「働きがいのある職場」作りに取り掛かると、どうもうまくいかないものなのです。
まず、「働きがい」というイメージに個人のバラツキがありすぎます。「働きがい」について話し合いをすると、いつのまにか、「働きやすい」「楽な仕事」「楽して稼げる」というように流れがちです。
また、「・・・の職場」という組織的な命題について話し合うつもりでも、いつのまにか、個人的な事情や都合や利点について語りがちです。
しかし、難しいからといって放っておくには、この課題は重要すぎます。
ロゴスウェアでは、何度となく、働きがいのある職場(Great Place To Work、GPTW)について話し合いをしてきました。私たちなりのGPTWを作り上げたいからです。私たちは、GPTWの第一歩として、まず私たちは「成果を出せる職場」でなければいけないだろうと考えました。高い成果を出せないような職場では、結局のところ、面白い仕事はなく、個人の能力も高められず、給与も上がらず、何も始まらないと考えたからです。
さて、そのようにして始める私たちのGPTWリストは、次の通りです。
GPTWリスト ~成果を出せる職場~
- ポジティブな職場
- 組織間コミュニケーションが円滑な職場
- 組織的学習をする職場
- モチベーションが高い職場
- 実行力がある職場
私たちは、毎月、これらの項目について検証し、具体的な活動計画を立てることになります。