内閣改造がありました。目玉の一つは、「たちあがれ日本」を離党した与謝野元財務大臣を経済財政担当大臣に起用したことです。
与謝野氏と言えば、財政再建派の代表的人物と言われています。財政再建派の主張は、膨大な借金を抱える日本において、国家を安定させるためには収支のバランスを取ることが何よりも大事、従って、支出は極力抑えて増税により税収を上げる、というもの。
与謝野氏が入閣したということは、菅内閣は基本的には、財政再建路線をとることになるのでしょうか。
一方、民主党の中には(そして、自民党の中にも)積極財政を主張する人たちもたくさんいます。このような景気がよくない時期には国が借金をしてでも公共事業投資をし、経済を刺激して景気回復に努めなくてはいけない、という考えです。
さて、どちらかが正しくてどちらかが間違っているのでしょうか?
私には、どちらの路線を採ったとしても、徹底的にやれば道は開けるように思えるのです。
最大の問題は、両派の対立を避けるために、どっちつかずの中途半端な政策しかとれない時かもしれません。そして、政権政党の中に、この価値観の違う両派が存在してしまっていることが不幸なことなのです。
私たちが会社経営で価値観を揃えることに熱心なのはこのような理由です。価値観とは、どちらかが正しくてどちらかが間違っているというものではありません。問題はバラツキなのです。
ロゴスウェアの価値観はWebサイトに掲載しています。私たちが新たに人を採用しようとするとき、第一に考慮する点は、この価値観に合う人材であるかどうかになります。 入社後も、いろいろな場面で価値観について考える機会があります。私たちにとっては、価値観はとても重要なことなのです。