年の初めはこれからの1年間を考えるのによい機会だ。
自分に関心のある領域でトレンドを予測すれば次のようなものだ。
■ リッチ・インターフェース
この流れはもはや止まらない。Flashの重要性が更に高まると思われる。最新バージョンFlash Player9が実行可能なActionScript3は感動的なほど高速だ。 ActionScript3 + papervision3Dを組み合わせた3D効果も威力を発揮するだろう。
■ リッチ・プレゼンス
プレゼンス環境でのリッチメディア化がはじまるのではないか。IM以上の何かが求められるだろう。 Adobe BlazeDSにも注目。新しいバイナリ通信規格AMF3に対応し、これによりリッチクライアントとバックエンド間通信がかなり高速になる。
■ ソーシャルアプリケーション
日本でもSNS APIが積極的に公開されることを期待。 Googleが推進するオープンソーシャルにも注目。
■ ブログツール(ウィジェット)の新ビジネスモデル
既にブログなどに簡単につけられる便利ツールとして普及しているが、何かもっとビジネスモデル的な仕組みができあがるのではないか。
■ オンライン/オフライン シームレスアプリケーション
Adobe AIR。正式発売前の評判がここまで高い製品もめずらしい。既にベータ版をもとに魅力的なデモが行われているが、正式発売とともに加速されるのではないか。単純なウィジェット物ではつまらない。オンライン/オフラインがシームレスにつながる新しい製品が模索されるだろう。
■ ライブビデオ
ustream.tvなど、米国で既にはじまっているサービスの評判は上々のようだ。ブレークの可能性あり。
■ HDビデオ配信
Flash9が遂にH.264対応になり、またいくつかのビデオ配信サイトは既にH.264対応HDビデオの配信をはじめた。 まもなく発売開始となるFMS3がH.264のビデオストリーミング配信サーバーとなる。携帯へのストリーミングビデオ配信も可能なようだ。
■ リッチクライアント型ウェブサービス
過去2年くらいのWeb2.0的流れの中でAPI提供は更に充実。 Flash をクライアントにするリッチクライアント型ウェブサービスも増えてくると期待。