インドの自動車メーカー、タタ・モーターズがナノという日本円にして30万円を切る値段の自動車を発表した。 「2001年宇宙の旅」で有名な「ツァラトストラはかく語りき」の音楽に乗って登場するこの自動車は衝撃的だ。
細かいことを言えば、品質のこととか、性能のこととか、いろいろあるのかもしれない。しかし、昔、日本の自動車がそうであったようにいずれ解決することのように思える。日本の自動車メーカーの一号車よりも既にイカシテイルじゃないか。
問題は、日本の自動車メーカーがどう逆立ちしてもこの値段の車を日本では製造することができないことだ。
インドは、欧米企業のサービスやソフトウェア開発のアウトソース先としてだけでなく、製造業だってできるとなると日本にとっていっきに脅威になる。
おまけに、インドはかなり優秀な経営者を輩出することだってできるのだ。 最近、アドビのCEOに就任したシャンタヌ・ナラヤンもインド人だ。アメリカの企業の幹部にまで上り詰めるインド人は結構いるのだ。
こう考えると日本は絶対に安心なんかしていれない。今の状態を維持しようなんて考えたら根底から破壊される危険がある。
外のものに破壊されるくらいなら自ら破壊して新たな社会を創った方がずっといい。
昔のアルトって車、安値攻勢でしたけど、いくらでしたっけ?
42? やっぱり30万はきついんでしょうか・・・