あと何年もすれば、社会は実空間と仮想空間の両方に存在するものだとあたり前のように思うことだろう。
地域や家族のつながりがなくなってきているといわれて久しい。私たちはやがて仮想空間の中に新しい社会を作りそれらを補うのではないだろうか。そうなって欲しいと思うし、そうなるように技術や製品やサービスを開発していくことがロゴスウェアの使命でもある。
会話をし、教えあい、助けあい、相談しあい、励ましあう、そのような社会が仮想空間の中に着実に育っている。
ウェブはいまソーシャル化という大きな流れの中で動いている。 SNSによってスタートしたこの流れは、OpenSocial、OpenID、Social Graph、・・・などにより、より大きな枠組みの中でオープンに開放された社会をめざす方向になった。
仮想空間における社会を作り上げる仕事にリアルタイムで関われることは何よりもうれしいことだ。これは人間にとっての一大プロジェクトだし、希望に満ちた大きな未来が待っている。
いま日本の国会では道路特定財源の暫定税率のことで盛んにやり合っているが、10年後に道路が少しくらい整備されても本当に地域格差の解消に役立つのかは疑問だ。そのエネルギー(と財源)の少しでも仮想空間社会の整備に費やした方が地域社会のためになるではないかと思う。
仮想空間であれば人は分散して住んでいても不自由を感じず、ハンディキャップにもならない。教育だって、医療だって、仮想空間の中で遠隔で行えるものが少なからずあるはずだ。
ロゴスウェアは仮想空間の中で特に「知識」というものにフォーカスを置いて開発を進めている。仮想空間の中のコミュニティから知識を創造し、それを蓄積し、伝達し、共有するようにしたいのだ。