仕事の中での教育となると、今も昔も、中心はOJTとなる。
OJTでは、日常の仕事の中で、日常的な業務を行いながら、仕事に必要な知識、技能、経験を身につけていく。
OJTが社員教育の中心となってきたのには理由がある。
- 仕事を通じて教えるので、教える内容が具体的になる。
- 特別な教育の時間をもうけるわけではないので、教える側も教わる側にも時間的な負担が少ない。
- 特別な教材の準備がいらない
そのようなわけで、体系立てたカリキュラムを必要とする一部の教育を除けば、OJTが今後も職場での教育の中心として存在するはずだ。
特に、日本の職場ではそうであろう。 アメリカのように、あらゆることをドキュメント化し、マニュアル化する習慣がない。 日本では人から人へ暗黙知のように伝えられることが多いのだと思う。
このことにeラーニングは無頓着でなかったか? あらゆる知識が文字で書かれて、そこに存在していると錯覚していなかったか?
インターネットを使うと OJT をどのように進化させることができるかに真剣になろう。