日本でプログラマーなどのソフトウェア開発の仕事は、「厳しい、きつい、帰れない」の3K仕事という見方が定着してしまった。
どうしてこんなことになってしまったのだろう。 「プログラマー」=「3K」という見方をする国を日本以外に知らない。 日本固有の何か特別な事情があるのだ。
第一に、元請け - 下請け - 孫請け - ・・・・・ のような階層構造が存在する。 ソフトウェア開発では、最初の仕様設計が重要な意味を持つが、ここが初期段階で、かなりいい加減に行われてしまっている。 当然、途中で仕様変更となる。 どんなものでも、後になればなるほど、変更は容易ではないことは誰にでも理解できることだ。 しかし、顧客には、それはお金をもらった側が何とかすること、という甘えが存在する。 元請けには、それは、下請け、孫請けが何とかすればいいこと、という甘えが存在する。 最後のしわ寄せが下請け、孫請けのプログラマーに集中してしまう。
第二に、プログラマーの派遣が横行している。 派遣会社がそうしているのみならず、ソフトウェア会社と称しているところが実態はプログラマーの派遣であったりする。 ここでは、ソフトウェア開発作業を成果で請け負うのではなく、派遣プログラマーの時間を売っている。 プログラマーという職業は人によって能力の差が大きい。 最高のプログラマーと最低のプログラマーでは、20倍の仕事量の違いがある。 極端なことを言えば、できの悪いプログラマーほど、売上げに貢献するのだ。 従って、そのような会社は、派遣先からクレームがこない程度にプログラマーを教育をするかもしれないが、最高のプログラマーに教育しようという動機がない。
たぶん、理由はもっとある。 しかし、ここで言いたいのは、そんなことをしなくたってソフトウェア開発の会社は成り立つし、そうしなければいけないということだ。
本来、プログラマーは、知的で、創造的で、誇り高い仕事のはずだ。 今やソフトウェアプログラムは何だって作れるのだ。 学校だって、お店だって、ゲームだって、コミュニティだって、広告だって、銀行だって、何でも作り出せるのだ。 芸術家のように人を感動させることだってできる。 素晴らしいことではないか。
不幸にも、3K職場に就職してしまったプログラマーへ
機会があったら、ロゴスウェアのサイトを見てください。 ロゴスウェアで働くことに興味をもたれたらコンタクトしてください。
こんにちは、はじめまして。
1週間ほど前、ふと調べ物をしていて、貴ブログ”大事なことは中を調べよ”に出会いました。それ以来、時間を見つけては過去の記事を読ませてもらっています。今回の”本来、プログラマーは、知的で、創造的で、誇り高い仕事…”そうですね、そうでなければいけませんよね。そういえば日本だと、看護士なども5Kとも6Kとも言われてたりしますね。石神さんのような社長がいらっしゃる会社なら、きっと実現可能なのだと思います。というか、広報ブログみれば、既に実証済みですね。