ロゴスウェアのデジタルブック作成ソフト FLIPPER3 Maker は、最新版でiPhoneやiPadでの閲覧にも対応しています。私たちがここで採用した方法は、iPhoneやiPadのネイティブアプリではなく、ブラウザで閲覧する方法です。なぜ、そうすべきであったのかを説明します。
本の形態を持っているものにはたくさんの種類がありますが、大きく分類してしまうと、有料の本と無料の本があります。
有料の本の代表は、書籍、雑誌、コミックなどで、本単体で流通します。今の段階では、iPhoneやiPad用にネイティブアプリ化して配信する方法がとられています。つまり、利用者は、アップル社が提供しているiTunes App Storeにアクセスして、その中からアプリ化された本を探して自分のiPhoneやiPadにダウンロードして読むという方法です。ダウンロード時に課金されます。なぜこの方法がとられるかと言えば、もっとも確実に課金することができ、不正コピーもできない仕組みになっているからです。
では、無料の本とはどういうものでしょうか? それは、マニュアル、カタログ、パンフレットなどに代表されます。そしてここがFLIPPER3 Makerがデジタルブック化のために焦点を合わせている領域です。この領域の本はネイティブアプリ化するよりも、ウェブブラウザで閲覧させた方がより利便性が高いと私たちは考えています。その大きな理由を二つ下に記します。
- ウェブ上の他の情報から導線がはれる。 閲覧者は、商品や企業や学校の情報が欲しくてあなたのウェブサイトを訪れます。ウェブページで文字を読み、写真で見て、時には説明ビデオを観たりします。このような流れの中に、ブック化された情報も組み込まれるべきなのです。マニュアル、カタログ、パンフレットは、その本そのものを売りたいわけではなく、これらは別の何か(商品であったり、企業であったり、学校であったり)を閲覧者にアピールするための一つのツールでしかありません。従って、この流れを分断するようなアプリ化されたブックより、自然にウェブ閲覧の流れの中で見せるべきです。
- 口コミ効果を利用できる。 ずいぶんとTwitterも市民権を得て、多くの方が利用するようになりました。Twitterの中では、URL情報を貼ってフォローワーに伝えるという行為がとても一般的です。企業などがTwitterに注目するのはこの口コミ効果が期待できるからに他なりません。Twitterに限らなくても、メールで友達にURL情報を教えたり、ブログで紹介したり、という行為を無視してマーケティング活動は成り立たなくなりました。この点においても、マニュアル、カタログ、パンフレットをアプリ化せず、ウェブ閲覧できるようにしておいた方が圧倒的に有利です。
・・・・グループ会社が販売しておりますiPhone/iPadを介して閲覧されるお客様も大変多いため、 第一条件は「iPhone/iPadで閲覧できること」でした。マルチデバイスに対応している電子ブックは他にもありましたが、他社では特別なアプリが必要でした。 しかし、マニュアルを見るためだけにアプリをインストールすることは非現実的です。その点、WEBにアクセスするだけで閲覧できるFLIPPERなら、お客様の手を煩わすことなくご覧いただくことができます。・・・・・・