フロー状態


目の前の何かに集中し、 我を忘れるほど没頭し、時間が経つのも忘れ、最高のパフォーマンスを発揮する状態を、「フロー状態」というのだそうだ。

音楽家が作曲をするとき、画家が絵を描くとき、スポーツ選手が試合で最高のパフォーマンスを見せるとき、そのような状態に入るのだという。

メロディーがひとりでに溢れでるような感覚、絵筆が勝手にキャンパスを動くような感覚、ボールが止まって見えるような感覚、を体験するのだという。

それは、宇宙と一体化し、不安や恐れの感覚がなくなり、平和な気持ちになる、至高の体験だという。

かつて、アイルトン・セナが、F1 日本グランプリでの優勝インタビューで、「鈴鹿のスプーンカーブで神を見た」と語ったのが、そういう体験かもしれない。

このような至高体験を芸術家やスポーツ選手だけに味あわせておくのはもったいない。

私たちも仕事の中で体験できるはずだ。

雑念を捨て、集中しよう。

会社は社員がフロー状態に入って仕事ができるような環境を整えよう。 完全な環境を作ることは難しいかもしれない。 電話を完全に拒絶できないし、他人が話しかけるのを完全に拒絶はできないから。 しかし、無意味に集中を妨げているものはあるはずだ。 それを排除しよう。

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