人に何かを教えてあげて喜ばれるのはうれしいものだ。
人に喜ばれるから人に教えてあげようと思う。 これはあの人の役に立つ情報だと思うから教えてあげようと思う。
単純に言えば、人と人はそういうふうに知識を伝達したり共有したりしている。
強制されたりしてもなかなか知識共有は進まない。 とにかくデータベースに入力せよ、などと言われても気がすすまない。
この原理原則に則れば、知識共有を推進するためにやることは単純だ。
「あの情報のおかげ手助かった、ありがとう」
「これはすごい方法だ。 つぎから自分の仕事がはかどるよ、ありがとう」
「この情報のおかげで顧客に感謝されたよ、ありがとう」
このような交流が見えるシステム、人と人とが感情で結ばれるシステムにしなければいけない、ということだ。