北京オリンピック 競泳100m平泳ぎ決勝の前に、コーチ 平井伯昌が北島康介に言った言葉として大変有名になった。
勝負というものはゴールしたときに決まる、というあたり前のことを改めて教えてくれる。
100m競争ならば100mの地点に誰が一番早く到達するかで勝負が決まり、50m折り返し地点の順番で勝負を決めているわけではない、ということだ。
だから、50m折り返しで北島康介は3位であったが、勝ったのは北島康介なのだ。
自分の仕事や人生のことを考えてみよう。
ゴールはどこなのか?
仕事や人生のゴールは、だいたいの場合、100m競争のようなものではない。 マラソンのようなものだ。
中間地点で勝負が決まるわけではないのだから、目先の結果だけを求めてジタバタしないことだ。 どこかで失速してしまうから。
だから、「勇気を持ってゆっくり行け」なのだ。