POWER-LIVEセミナーASP


社会はますます忙しくなり、いつも時間が足りない。 しかし、新たな知識は常に求められ、自分自身の能力を高めていかなければならない。 素早く、時間をかけずに、情報や知識を習得する手段は今後ますます重要なものとなる。

ロゴスウェアでは、ウェブセミナーのライブ配信サービス「POWER-LIVEセミナーASP」にAPI接続機能を強化して、サービスを開始した。 「POWER-LIVEセミナーASP」を利用すれば、誰でも、どこからでも、セミナーに参加できる。

例えば、投資セミナーでは、セミナー開催時間が夜に設定され、家からオンラインで参加できると参加者にとって便利だ。  子供を抱えた母親向けセミナーや高齢者向けセミナーなども家から参加できると利便性が高い。 営業所や代理店などを地方に多く抱える企業では、オンラインで社員教育、営業向け教育などが開催できると効率が良いだろう。

しかし、日本では、オンラインセミナーのライブ配信はまだ一般的な普及に至っていない。 気軽に使えるサービスが無いからだ。 「POWER-LIVEセミナーASP」 は、利用1回あたりの料金体系にして、気軽に誰にでも簡単に利用できるようにした。 Flashプレーヤを利用する「POWER-LIVEセミナーASP」は、利用者に一切のソフトウェアインストールを要求しない。 しかも、WindowsでもMacOSでも使える。 ウェブブラウザの種類も選ばない。 つまり、余計なことを考えずに、ウェブにアクセスさせすれば、セミナーに参加できるのだ。

「POWER-LIVEセミナーASP」にAPI接続をサポートしたのは、この新たなインターネットの活用方法をいろいろな企業と協力して広めたいと願うからだ。

セミナーを開催する会社は、顧客の個人情報の漏洩に神経を使うに違いない。 「POWER-LIVEセミナーASP」にAPI接続する場合は、顧客情報は、セミナー開催会社が管理するサーバーに置かれる。 ロゴスウェアのシステムに顧客の個人情報が蓄積される心配は一切ない。

また、セミナーを開催する会社は、独自の集客方法、独自のスケジュール管理、独自の課金方法、などを持って、独自ブランドでサービスを展開することを望むであろう。 「POWER-LIVEセミナーASP」にAPI接続すれば、それら全てはセミナー開催会社の自由設計となる。

ロゴスウェアは、パートナー企業が、独自のシステムを簡単に構築できるように、基本的なテンプレートを提供する。 セミナー開催会社などパートナー企業は、それらを自由にカスタマイズできる。

近い将来、日本の中で、オンラインセミナーのライブ配信がもっと一般的な習慣となると素晴らしい。

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創造的な営業


NHKに「あの人に会いたい」という番組がある。 NHKに残る膨大な映像資料から20世紀の歴史に残る著名な人々の叡知の言葉を今によみがえらせる。 この番組で放送されたソニー創業者 盛田昭夫を何度も見る。

盛田は言う。

「私はビジネスマンです。 発明とか技術だけではビジネスは成り立ちません。 売り方にも創造性が必要なんです。」

盛田昭夫は著書「MADE IN JAPAN」の中でも書いている。

「ユニークな製品を作れば大儲けができると考えていた。 テープレコーダーで人の声を録音して本人に聞かせると、みんな大喜びしたり驚いたりした。 誰もがこの機械を気に入ってくれた。 だが、誰ひとり買おうという人はいなかった。 ようやくわれわれは、独自の技術を開発してユニークな製品を作るだけ では、事業は成り立たないことを思い知った。大切なことは商品を売るということだった。」

1955年、盛田はトランジスタラジオを売るためにアメリカに乗り込む。 ソニーは世界初のトランジスタラジオの開発メーカーだと思われているが、 そうではないという。 ソニーより4ヶ月早くトランジスタラジオの販売を開始したアメリカ企業があったらしい。 そのころのアメリカではハイファイという 大きな真空管のスピーカが主流であった。 誰がそんな小さなおもちゃのようなラジオを買うかと言われた。 そこで、アメリカの会社はこれは売れないと思い 販売をやめてしまった。 しかし、盛田昭夫が考え出した売り方はこうだ。

「ニューヨークだけでも20以上のラジオ局がある。 家族の一人一人がこの小型ラジオを持って、他人に気兼ねなく自分の部屋で自分の好きなものを聴 くことができるようにするんです。 ラジオは個人が持つものです。」  このとき、盛田昭夫はラジオの概念を変えた。 家に一つあり家族で楽しむものから 個人が持つものに変えた。

ビデオテープレコーダー(VTR)を販売したときは、

「今や皆さんはテレビの番組を自分の自由にできるのです。  VTRがあれば、テレビは雑誌と同じものになるんです。 いつでも、自分の好きなときにテレビが見られるのですから。」  と説いた。

破壊的イノベーション理論で有名なクレイトン・クリステンセンは、ソニーは知る限り唯一の連続破壊者であったと述べている。 1950年から1982年までの間に途切れることなく、連続 12回にわたって破壊的なイノベーションを起こし、新市場を創造した。 盛田昭夫は、消費者が片付けようとしている用事を見抜き、その用事をうまくこなすのに役立つ解決策とを結びつける名人だったと述べている。

売り方にも創造性が必要だ、と肝に銘じよう

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常識が覆るとき


常識が覆るときがある。

アップルの「iTunes Music Store(iTMS)」が登場するまで、音楽配信ビジネスはうまくいかないものだと思われていた。 iTMSより以前に、ソニー・ミュージック・エンタテインメント、エイベックス、東芝EMI、などのレコード会社が主体となったいくつかの音楽配信ビジネスが開始されていたが、成功には至らなかった。 振り返ってみれば、彼らはいくつかの失敗をしている。 第一に、レコード会社ごとに配信サイトが分断されていた。 利用者は欲しい音楽を探すために、複数のサイトを調べなければならなかった。 第二に、著作権保護に厳格すぎた。 楽曲データのコピーや移動に厳格すぎて、利用者の使い勝手を損ねた。 しかし、これらは、アップルのiTMSが登場するまで、業界の中では常識であったのだ。 その常識を誰も疑わなかった。 そしてアップルはそれを疑った。

画面の小さな携帯Eコマースでファッション衣料品を販売するのは無理だと思われていた。  ゼイヴェルは、ファッションショー「東京ガールズコレクション」と携帯電話を組み合わせた。 蛯原友里、押切もえ、土屋アンナといった人気モデルが当日着た服が、その場にいながらにして携帯電話の通販サイトから購入できる。 若い女性層の間で、ファッション衣料品をモバイル通販サイトで買うことへの抵抗感は急速に取り除かれている。 ファッション雑誌と携帯の組み合わせなど様々な試みが登場していいる。 既に携帯ECサイトで購入する品目のトップに衣料品が登場するようになった。

常識の範囲内で、ベンチャー企業が勝つことはない。 常識と思われているが、実は常識ではないことは何かを探そう。

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パネルを隠すな


博多華丸の児玉清の物まねを見ているとテレビ番組「アタック25」を見てみたくなる。 このクイズ番組では、最後にトップ賞の人がパリ旅行を賭けたクイズに挑戦する。 盤上に流れる映像をヒントにして、関連する人物や都市を当てるクイズである。 トップ賞の人が獲得できなかったパネルは伏せられ、その分だけ映像が隠れているところがミソだ。

ヒント映像終了後、児玉清が「さて、その〇〇は?」と問い、答えられないパターンは次の2種類だ。

(1) 映像はよく見えていたのだが、そもそもその答えを知らない。

(2) 本来ならばその答えを知っているのだか、映像がパネルに隠されていてヒントがよくわからなかった。

私たちが日常の仕事の中で、コミュニケーションに悩むのは (2)のパターンが多い。 情報が十分に伝えられていれば正しく答えられるが、その断片的な情報しか得ていないときに、正しい答えを導き出せない。 隠されたパネルの部分が少なければ、それを推測してみることもできる。 しかし、かなりのパネルが隠されていると、それは困難である。 厄介なことは質問者側にパネルを隠しているという意識がまったくないことだ。 「わからない」などの期待しない答えが返ってくると憤慨する。 良好なコミュニケーションとは、なんと難しいことか。

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スティーブ・ジョブズを見よ


プレゼンテーションをしたかったらスティーブ・ジョブズを見よ。

繰り返し見よ。

何度でも見よ。

1999年、iBookを発表するスティーブ・ジョブズ
2000年、暫定CEOからCEOになったことを発表するスティーブ・ジョブズ
2000年、MacOS Xを発表するスティーブ・ジョブズ
2005年、iPod shuffle を発表するスティーブ・ジョブズ
2007年、iPhoneを発表するスティーブ・ジョブズ

忘れた頃にまた見よ。

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