NBA スラムダンク・コンテスト


アメリカのプロバスケット NBAの今年のオールスター戦は日本時間で明日午前に行われる。

オールスター戦の前日に行われるのが恒例のスラムダンク(slam dunk) ・コンテストだ。

今年の勝者は、ドワイト・ハワード(Dwight Howard)。その創造性豊かなダンク映像はこちら。(大喜びしている審査員はマジック・ジョンソンか?)

アメリカの子供たちは、こんなスーパーな奴らの創造的スーパープレイを見て夢を膨らませている。 なんて素晴らしいことだ。

仕事は違うが、夢のある創造的なソフトウェア製品を作りたいとあらためて思う。

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仮想空間の社会


あと何年もすれば、社会は実空間と仮想空間の両方に存在するものだとあたり前のように思うことだろう。

地域や家族のつながりがなくなってきているといわれて久しい。私たちはやがて仮想空間の中に新しい社会を作りそれらを補うのではないだろうか。そうなって欲しいと思うし、そうなるように技術や製品やサービスを開発していくことがロゴスウェアの使命でもある。

会話をし、教えあい、助けあい、相談しあい、励ましあう、そのような社会が仮想空間の中に着実に育っている。

ウェブはいまソーシャル化という大きな流れの中で動いている。 SNSによってスタートしたこの流れは、OpenSocialOpenIDSocial Graph、・・・などにより、より大きな枠組みの中でオープンに開放された社会をめざす方向になった。

仮想空間における社会を作り上げる仕事にリアルタイムで関われることは何よりもうれしいことだ。これは人間にとっての一大プロジェクトだし、希望に満ちた大きな未来が待っている。

いま日本の国会では道路特定財源の暫定税率のことで盛んにやり合っているが、10年後に道路が少しくらい整備されても本当に地域格差の解消に役立つのかは疑問だ。そのエネルギー(と財源)の少しでも仮想空間社会の整備に費やした方が地域社会のためになるではないかと思う。

仮想空間であれば人は分散して住んでいても不自由を感じず、ハンディキャップにもならない。教育だって、医療だって、仮想空間の中で遠隔で行えるものが少なからずあるはずだ。

ロゴスウェアは仮想空間の中で特に「知識」というものにフォーカスを置いて開発を進めている。仮想空間の中のコミュニティから知識を創造し、それを蓄積し、伝達し、共有するようにしたいのだ。

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Tumblr


ヒラメキは突然やってくる。 思いついたらすぐにメモしないと忘れてしまう。 ウェブで面白い記事を見かけたらメモしておかないと後で思い出せない。

日々仕事をしていく中で、このようなメモや情報スクラップに皆さんはどんなツールを使っているだろうか。

最近、私は Tumblr (タンブラー)を愛用している。

Tumblr は、テキスト、写真、引用、リンク、チャット、音声、ビデオ、形式の情報を感動的なほど簡単に保存しておく便利なツールだ。

Tumblr は、大きな括りではブログだ。 実際、これを普通のブログとしても使えると思う。 しかし、ユーザーの使い方としては、ブログというよりも情報のスクラップ・ツールだ。

大事な点は、「簡単」 というキーワードだ。 「使いやすい」とか「簡単操作」という言葉を私たちは使いがちであるが、Tumblr を使ってみると、その本当の意味を教えられる。

第一に、自分のサイトは、1分もかからずに作れる。 メールアドレスとパスワードさえ入力すれば、たったそれだけで自分のTumblrサイトが完成する。登録したメールアドレスにユーザー認証が送られてくることすらないのだ。 これだけでも面倒から開放されて結構気分がいい。

第二に、入力が簡単だ。 ウェブなどを見ていて、とっておきたい文章や写真などがあったらそこで、「Share on Tumblr」という名前のTumblr のブックマークを押すだけ。 こんな感じでどんどん情報をスクラップできる。

Tumblr はウェブシステムなので、勿論、他の人との共有も可能だ。 何人かの仲間でクリップした情報を共有しあうことができる(Tumblr で Reblog と呼ばれる機能だ)。

あとは実際に使ってもらった方がわかりやすい。 サイトは、こちら

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インドの自動車 タタ「ナノ」


インドの自動車メーカー、タタ・モーターズがナノという日本円にして30万円を切る値段の自動車を発表した。 「2001年宇宙の旅」で有名な「ツァラトストラはかく語りき」の音楽に乗って登場するこの自動車は衝撃的だ。

細かいことを言えば、品質のこととか、性能のこととか、いろいろあるのかもしれない。しかし、昔、日本の自動車がそうであったようにいずれ解決することのように思える。日本の自動車メーカーの一号車よりも既にイカシテイルじゃないか。

問題は、日本の自動車メーカーがどう逆立ちしてもこの値段の車を日本では製造することができないことだ。

インドは、欧米企業のサービスやソフトウェア開発のアウトソース先としてだけでなく、製造業だってできるとなると日本にとっていっきに脅威になる。

おまけに、インドはかなり優秀な経営者を輩出することだってできるのだ。 最近、アドビのCEOに就任したシャンタヌ・ナラヤンもインド人だ。アメリカの企業の幹部にまで上り詰めるインド人は結構いるのだ。

こう考えると日本は絶対に安心なんかしていれない。今の状態を維持しようなんて考えたら根底から破壊される危険がある。

外のものに破壊されるくらいなら自ら破壊して新たな社会を創った方がずっといい。

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スタンフォード大学学長ジョン・ヘネシーとベンチャー精神


うかつにも最近まで気づかなかったのだが、いま米スタンフォード大学の学長は、ジョン・ヘネシーだ。

RISC型CPUの研究者、MISP社の創業者として有名なジョン・ヘネシーだ。

スタンフォード大学の教授であったジョン・ヘネシーは、RISCと呼ばれる新しい設計思想のコンピュータ・アーキテクチャーを研究していた。そこで、ジョン・ヘネシーは、自分の研究成果を商業化するために、MIPS Computer Systems という会社を興す(Microprocessor without Interlocked Pipeline Stages(パイプラインステージがインターロックされないマイクロプロセッサ) の頭文字をとってMIPSという社名にしたという)。

RISCとは簡単に言ってしまうと、いろいろな命令の実行スピードをみんな同じ1クロックにして、実行パイプラインに待ち行列ができないようにした方が、コンピュータは高速処理できる、という考え方である。同じスピードで実行できないような命令はそもそも不要でそのような複雑な命令を持つ必要はない、命令は単純化せよ、と言っている。 そこから、このようなプロセッサは、RISC(Reduced Instruction Set Computer、縮小命令セットコンピュータ)と呼ばれた。

これに対して、当時インテルをはじめ他のマイクロプロセッサは、より複雑な命令を処理できるようにすることが進歩だと思っていた。 当時のインテルや他のプロセッサは、RISCに対比して、CISC (Complex Instruction Set Computer、 複雑命令セットコンピュータ)と呼ばれた。

最初の頃は、RISCがいいのか、CISCがいいのか、という議論があったが、方向を決定づけたのは、ジョン・ヘネシーがデイビット・パターソンと一緒に書いた 「Computer Architecture : A Quantitative Approach」(日本版、コンピュータ・アーキテクチャー 設計・実現・評価の定量的アプローチ)という著書だった。これにより、RISCのアーキテクチャーとしての優位性は明確になった。

その後、インテルをはじめCISCと呼ばれたプロセッサも、CISC的命令を内部でRISC的な命令に翻訳する機能を組み込み、この論争には終止符が打たれた。

このような起業家精神に溢れた人間が学長になるところが、スタンフォード大学の凄いところなのか。

ご存知のように、スタンフォード大学は、シリコンバレーに位置し、HP、SUN、ヤフー、グーグル、・・・・など数多くのベンチャー起業家を輩出し、いまもシリコンバレーに人材を供給し続けている。

ロゴスウェアのオフィスがあるつくば市をはじめ、日本のあらゆるところで、大学や研究機関などを核にした「シリコンバレー化計画」のようなものが企画されるが、どうもうまくいかないようだ。

ジョン・ヘネシーは次のように言っている。

たとえ大学に有望な技術の種があったとしても、グーグルのように短期間で急速にグローバル企業へ成長を遂げるようなハイテクベンチャーが日本に出てくるかどうか、私は疑問に思います。 なぜなら、多くの人に勤め先を辞めるよう説得して、成功するかどうかが分からないベンチャーに入社してもらうことが必要だからです。

開拓精神にあふれた人が次々と入社してくるので、ベンチャーは急激なスピードで成長できるのです。シリコンバレーに見られるベンチャー起業のバイタリティーを許容しない点は、日本の弱点と言えるでしょう。

いまグーグルからの人材流失が少し話題になっている。 グーグルといえどもシリコンバレー的にはもはやエキサイティングではないのだろうか。これがシリコンバレー精神というものなのか。いずれにしてもタフではある。

ベンチャー育成にまず必要なものは仕組みではないのだ。そういう人間が必要なのだ。

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